「今年のキンキはかなり気合が入っていますよ。いろいろな企画が動いています」(テレビ誌記者)
CDデビュー25周年を迎えるKinKi Kidsの堂本光一(43)と堂本剛(42)。
そんななか、今年はあの伝説の番組にも復活の気配が!
「吉田拓郎さん(76)がラジオやブログで明かしているのですが、『LOVE LOVE あいしてる』の特番が検討されているんです」(前出・テレビ誌記者)
『LOVE LOVE あいしてる』は、’96年からフジテレビ系で放送された音楽バラエティ番組。
「フォーク音楽の大御所の吉田拓郎と、当時CDデビュー前だったにもかかわらず大人気だったKinKi Kidsという異色の取り合わせがハマりました。番組開始当初は、50歳と17歳でした。深夜帯ながら視聴率も好調で4年半続き、拓郎さん書き下ろしのオープニング曲『全部だきしめて』も大ヒットしました。’17年には、キンキのCDデビュー20周年を機に16年ぶりに特番として放送されています」(前出・テレビ誌記者)
いま再びの復活構想が持ち上がっているのには、キンキが25周年だという以上の理由があるようだ。
「拓郎さんが“引退”の決意を固めていることが大きな要因のようです」(前出・テレビ誌記者)
音楽関係者によると、
「拓郎さんは“76歳の自分のステージなんて想像がつかない”と、今後はもうライブ活動を行わない意向です。現在は“最後のオリジナルアルバム”と位置付けた作品を制作しています。そして、『LOVE~』の特番を“最後のテレビ出演にしたい”とご本人が話しているんです」
■「音楽を作る喜びは拓郎さんから…」
この特番実現への拓郎の熱意はかなりのもの。
「もともと出演者たちで“またやりたいね”と話していたそうなんです。それで今年の年始に光一さんから“今年実現できるといいですね”という内容のメールがきたことを機に、拓郎さんが本格的に動きだしたのです。
そこには、番組とキンキへの強い愛がある。
「番組開始当初はキンキとの収録に全く気が乗らなかったそうで、“若造”なんて思ってたみたいです。視聴者にもわかるくらいむっつりと座っていましたから(笑)。でも次第に真面目で素直な2人に、心を許していったんです。今では“あの2人と出会っていなかったらと思うと怖い”なんて話していますよ」(テレビ局関係者)
一方、キンキの2人にとっても拓郎は大きな存在。
「キンキはキンキで、大御所の拓郎さんが自分たちに目線を合わせてくれたことに感謝しているようです。番組の中では、ギターを習得したり、作詞作曲をしたり。剛さんは『音楽を作る喜びを教えてくれたのは拓郎さん』と語っていましたよ。25年音楽活動を続けてきた基礎を培った“恩人”なんですよね」(前出・テレビ局関係者)
そんな恩人の引退に、2人が花を添えたいと思うのは当然のこと。特番に乗り気なだけでなく、ラストアルバムにも協力している。
「剛さんには収録する1曲のアレンジを、光一さんにはアルバムの題字を書くよう拓郎さんが依頼したそうで、2人とも快諾したのです」(前出・音楽関係者)
拓郎のブログによると、レコーディングはすでに終了したようだ。
「制作過程で拓郎さんはキンキの2人それぞれに久々に会えて喜んでいました。
剛さんがスタジオを訪れた際には一緒に『LOVE~』の仲間の篠原ともえさん(43)に電話をかけたりもして。本当に仲がいいんですよね」(前出・音楽関係者)
レコード会社関係者によると、アルバムの発売は6月になりそうだという。特番については拓郎がブログで、《社会状況がもう少しだけ改善する日が来れば2時間スペシャルが実現しそうです 僕は初夏の頃!と感じています》(3月25日付)と可能性に触れている。
「現在、フジテレビのスタッフと実現に向けて打ち合わせを重ねているようです」(前出・音楽関係者)
拓郎はブログで、光一と剛に次のように伝えたとも書いている。
《今回は俺のTV卒業式だからゲストは君達も考えて》(4月1日付)
拓郎の引退の花道をどう飾るのか、キンキの2人は今ごろ頭を悩ませているかもしれない――。