12月21日、文春オンラインで大野友洋氏と離婚していたことを報じられた華原朋美(48)。記事によると、大野氏の運営する芸能事務所「伝元」も12月末日で辞めるという。

公私ともにパートナー関係を解消する華原。これには、2022年5月に週刊文春が報じた大野氏の“重大な秘密”が関係していると明かしている。当時の記事によると大野氏には婚姻歴だけでなく、3人の子どもがいたことも書かれていた。また、前妻に対するDV疑惑や養育費の不払いも伝えられていた。

この記事が出た1週間後、華原は離婚していたという。今回の記事のなかで彼女は結婚前に大野氏へ婚姻歴や子供の有無を確認していたと告白。そのときはすべて「ノー」と語っていたものの、「でも嘘でした」と明かしている。

現在も事務所を「辞めた」「辞めない」といった主張の食い違いが起きており、泥沼の様相を呈している。世間はこうしたやり取りに辟易すると同時に、せっかく掴んだ幸せが幻だった彼女を心配する声も上がっている。

華原と言えば、小室哲哉(64)のプロデュース時代から「男運」というキーワードで語られてきた。コラムニストのおおしまりえさんは、「交際する男性に騙されたり翻弄されたりし続ける女性には、共通するものがある」と話す。具体的に話を聞いた。

■自分の人生を他人に委ねすぎることのリスク

「やっぱり」という感覚が多くの人の中にありそうな今回の離婚発表、華原さんの心中が本当に心配です。こうしたパートナーからの裏切りや後出しの事実によって関係が破綻するケースは、実は恋愛相談の中には一定数あります。

個別の原因はそれぞれですが、いくつか共通する“生き方のクセ”のようなものがあるように思います。

1つは、「自分の人生を他人に委ねすぎている」点です。

例えば恋人に幸せにしてもらうとか、誰かに養ってもらうとか。「もらう」といった受け身の姿勢が強すぎる傾向にあります。

こうしたタイプは、相手に全面的な信頼とあわせて依存をしてしまいがち。良いときは歯車が合うようにピタッとハマるのですが、悪いときが問題です。今回の華原さんのように「別れた」「別れない」の揉めごとに発展したり、相手から逆ギレされたりするケースもあります。

根底にあるのは、“自分の人生に対する主体性の薄さ”ではないかと思っています。

例えば愛情不足や愛されたい願望を昔から強く抱いて生活している女性は、まずそれを満たしてくれる他者になびきがちです。ただまず先にそういう気持ちの自分を受け止めてからでないと、甘い言葉を話す相手に流されやすくなります。

よく「自分の機嫌は自分で取る」といった表現をする人もいますが、これは生きる上でとても大切です。結果として誰かと一緒にいることで幸せになることはあっても、まずは「自分の人生は自分で幸せにしていく」という意識が大切なのです。

■感情の勢いで行動するクセがもたらすもの

もう1つの生き方のクセでよくあるのが、感情や感覚そのままに行動することです。「嫌なものは嫌だから今すぐ別れる!」「好きになっちゃったんだからしょうがない!」といったものがこれに当たります。

感情に蓋をするのはよくありませんが、感情そのままに即行動しようとすると基本的にトラブルの元になります。感情先行の行動はときに自分も周りの人も傷つけ、状況整理がままならない行動はさらなる混乱を生み出します。

また、感情が先行した行動には一貫性がないことも特徴です。感情が満たされると「なんであんなことしたんだっけ……」みたいな感覚になり、元の関係に戻るなんてケースはよくありますよね。

こうした行動はその場その場だと最善の選択を取っているように見えて、じわじわと自分の状況を悪化させる特徴があります。ケンカしていったん別れたけど、元通りだからオッケーとはいかないのです。

もし華原さんが今回の一件をキレイに精算できたとしても、周りに与えた影響やネガティブなイメージは消えないわけです。それは、巡り巡って自分の立場を危うくします。

こうしたことの繰り返しによって自分の立場や状況も悪くなっていくという悪循環が、流されやすい女性には共通しているのです。

ここ最近はテレビやYouTubeでの活動が好調だっただけに、朋ちゃんの今が心配でなりません。恋愛が上手くいっているときは調子がいいけど、そうじゃないときはダメ……というパターンは昔から変わっていないのでしょうか。オトナの朋ちゃんの再起を、見守りたいと思います。

(文:おおしまりえ)

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