韓国ボーイズグループVERIVERY(ベリベリ)が3月22日、日本セカンドシングル『Tap Tap』をリリースする。同曲は昨年11月、世界リリースされたサードシングル『Liminality-EP.LOVE』のリード曲で、韓国のシングル、配信チャートをはじめ、主要音楽番組でも1位を獲得。

9カ国のiTunes K-POPチャートでTOP10入りを記録した。「僕たちに初めて1位を与えてくれた曲なので愛着があります」と笑顔を見せる彼ら。新曲の聴きどころや日本でやりたいこと、「メンバーのなかで〇〇が一番できるメンバーは誰?」などを聞いた。

メンバーは、ドンホン(27)、ホヨン(24)、ミンチャン(24 ※健康上の理由で本シングルの活動は不参加)、ケヒョン(23)、ヨンホ(22)、ヨンスン(22)、カンミン(20)の7人。

韓国事務所Jellyfish Entertainmentから、’19年1月に韓国正式デビュー。’20年にリリースした5枚目のミニアルバム、’21年リリースのセカントシングルが連続して米ビルボードのワールドデジタルセールスソングチャート1位を獲得するなど飛躍的な成長を遂げ、昨年6月に日本デビューをはたした。

「6月のデビューイベントで、ファンのみなさんと初めて名刺お渡し会をやりました。ぎこちない部分もあったと思いますが、楽しかったです。またライブでも、初めて日本語で歌を披露したときのファンの嬉しそうな顔が印象的でした」(ドンホ)

「たくさんの日本のファンのみなさんに会って、ついに日本デビューしたんだと実感しました」(ケヒョン)

このたびの日本セカンドシングル『Tap Tap(Japanese ver.)』のリリースを前にした来日で、5度目の日本滞在となるメンバー。日本で行きたいところを尋ねると、「日本には美味しいお店がたくさんあります」と、大好きな日本食の話題で盛り上がった。

「すき焼きが大好きです!」(ドンホ)

「温野菜!」(ケヒョン)

「とんかつ! ミルフィーユとんかつのお店に行きたいです!」(ヨンスン)

同曲の韓国リリース時のミュージックビデオは、公開後4日目でYouTube再生回数1,000万回を突破。グループ史上最速記録となった。

「今まで僕たちが積み重ねてきた努力やリリースした作品などをみなさんが評価してくださったおかげで、たくさんの人に知っていただくことができました」(ケヒョン)

「今、世界中で非常に大変な状況に置かれている方が多いと思います。そういうなかで、僕たちが明るいエネルギーを伝えることができたから、たくさんの人たちに喜んでいただけたんじゃないかと。また、メンバーのかわいい部分がうまくいかされたと思います」(ドンホン)

韓国のミュージックビデオでは楽器を演奏しているシーンもある。楽器の経験について聞いてみると、ドンホンはピアノを、カンミンはリコーダーとドラム、そしてヨンスンはドラム、ギター、ベース、キーボードなど「全部を少しずつ弾ける」という。

■世界で活躍するベリベリ。海外での楽しみや困ったことって?

3月22日にリリースされる日本語バージョンのミュージックビデオは新たに撮影された。

「韓国のミュージックビデオとは違うストーリーになっていますので、楽しみながら見ていただきたいです」(ドンホン)

デビュー曲『Ring Ring Ring』を英語でレコーディングした経験もあるが、日本語でのレコーディングは難しかったと振り返る。

「韓国語でレコーディングをするとき、自分だけのカラーを出せるような発音というのを意識しています。でも、外国語でのレコーディングとなると、きちんと発音しなければならないということに気を取られるので、日本語の発音にとても苦労しました」(カンミン)

’21年、米経済専門誌フォーブスで「2021年に期待されるK-POPアーティスト」に選出されたVERIVERY。2年連続のアメリカツアーも成し遂げた。

「16の都市を回って、本当に多くの方に会うことができました。また、公演していないときは外国文化に接することができて楽しかったです。

シカゴでは現代美術館に行きました」(ドンホン)

「僕は南米に初めて行きましたが、見るものすべてが新鮮で、本当に(韓国から見て)地球の反対側にあるんだなあと思うと感慨深かったです。あと、チリで食べた牛タンがとてもやわらかくて、僕の口にとっても合いました(笑)」(ヨンスン)

「2日前に日本で牛タンを食べました。薄くスライスされた牛タンも美味しかったよ!」(ドンホン)

日本での公演との違いを尋ねると、「ステージはどこも楽しいが、ステージに立つたびに緊張する」とドンホン。

「アメリカのツアーのときは、観客のみなさんが、ステージの上から見ていてもわかるほど、僕らと一緒になって歌ったり、踊ったりしていました。でも、日本のファンは、じっくりと耳を傾けているような感じで、むしろ、もっとうまくやらなければいけないと思うことが多いです」(ヨンスン)

SEVENTEEN、Stray Kids、ITZYなどのトップスターが集結したアジア最大級のエンターテイメントアワード「2022 Asia Artist Awards in Japan」ではアイコン賞を受賞。今後の日本活動の目標は?

「日本のオリジナルのアルバムを作ることも目標の一つです。日本語で歌う日本オリジナル曲で、日本の感性に合うような曲を作りたいと思っています。その中には自作曲もぜひ入れたいですね。今、メンバーは作詞作曲に専念していて、おもにケヒョンさん、ヨンスンさん、ヨンホさん、そして僕が作詞をして、作曲は4人で一緒に作っています」(ドンホン)

「これからコロナの状況が好転したら、ファンのみなさんと一緒に遊べるようなステージをしてみたいです」(ケヒョン)

■ベリベリメンバーに質問! 〇〇が一番なのは誰?

さて、ここからは「メンバーのなかで〇〇が一番なのは誰?」という質問で、メンバーのパーソナルの魅力を聞きます!

――日本語が一番うまい人は誰ですか?

ケヒョン:ミンチャンさんが上手です! 残念ながら、今日はここにはいないんですけど。

ドンホン:日本語が2番目に上手なのは、ケヒョンさんです。ケヒョンさんは日本のアニメが好きで、アニメで日本語の勉強をしているんですよ。

ケヒョン:まだ、あまり話せないんですけど、聞いたことはだいたいわかります。

日本のアニメはたくさん見ていて、『ワンピース』は一番長く見ています。

――一番愛嬌がある人は?

ドンホン:僕です!

ヨンホ:認めます。(韓国の年齢で)29歳ですけど……。

ドンホン:29歳だけど大丈夫(笑)!

――みなさん寮生活をしています。お料理が一番上手なのは?

ドンホン:それもミンチャンさん(笑)。2位はヨンホさんです。

――一番オシャレな人は?

ホヨン:それは僕! 僕のニックネームは“オシャレなトマト”(笑)。僕は人間自体がカッコいいのですが、ファッションセンスがあるのはドンホンさんかな。

――一番運動神経がいいのは?

ドンホン:ヨンスンさんとケヒョンさん。ケヒョンさんはやらせれば何でもうまいと思います。

ケヒョン:運動が好きなんです。一つに決めず、いろんなスポーツを楽しみながらやってきました。

サッカーもやるし、テコンドーと合気道の経験もあります。

ヨンスン:僕はテコンドー三段です。あと、サッカーも好き。走るのも得意です。

――では、絵が上手とか、一番クリエイティブセンスがある人は?

ケヒョン:それもミンチャンさん(笑)。

―――カンミンさんの名前が出てこなかったんですが、カンミンさんは何が得意ですか?

カンミン:すべてうまくできるんですけど……。

ケヒョン:カンミンさんは怪我するのが特技です。運動してはいけません(笑)。

ドンホン:サッカーをすると、いつも怪我をして帰ってくる。

ケヒョン:運動神経はよくないです。

カンミン:そうですね(笑)。

ヨンホ:カンミンさんは顔が特技ですよ! ビジュアル担当!

―――最後に、「僕はこれが得意!」ってことを教えてください。

ケヒョン:記憶力がいいです! 見たものを瞬時で覚える短期の記憶力があります。

ヨンホ:歌が上手!

ケヒョン:僕も歌がうまい。

ドンホン:僕は勉強が得意だと思います。勉強したり、分析したりするのが好き。

ホヨン:グループのブレインだからね! でも、僕たちのグループはみんな頭がいい。僕はわんちゃんの散歩が好きです。散歩のプロフェッショナル!

ヨンスン:僕にも言わせてください! ダンスが特技で、ジャンルは問わず、全部できます!

グループ名「VERIVERY」の由来は、ラテン語のVERI(=真実)と映画のVERY(=本当に、とても)を合わせた造語。自分たちの真正な姿を見せようという抱負が込められている。

3月10日に発表された「第37回日本ゴールドディスク大賞」では、『ベスト3ニュー・アーティスト賞』を受賞。2023年、最も期待できる新人アーティストグループに注目だ。

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