7月6日からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで放送されている『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。最初にテレビアニメ化されたのは1996年、JUDY AND MARYが歌うオープニン曲『そばかす』ともに人気を博した。
令和の時代になり、週刊少年ジャンプ黄金期の作品の再アニメ化が相次いでいる。6月30日より萩原一至の『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』がNetflixで配信スタートし、昨年公開された井上雄彦の『SLAM DUNK』の大ヒットも記憶に新しい。
そこで、今回は『週刊少年ジャンプ』原作のアニメを対象に、15歳以上の男女300名に「再アニメ化希望」についてアンケートを実施。
3位は秋元治原作の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。1976年から40年にわたって連載された超長寿漫画だが、テレビアニメも1996年から8年間放送されていた。《時代の流れを反映したような作品であると思うので今の時代に対してどのようなメッセージを発信していくのかが気になる》というコメントの通り時事ネタを盛り込んだ作品だけに、“令和の両さん”が現在の日本をどう感じるのかは気になるところ。7月10日発売の『週刊少年ジャンプ』に創刊55周年企画として新作の読切漫画が掲載されることも発表されている。
2位に選ばれたのは『地獄先生ぬ~べ~』。鬼の手を持つ霊能小学校教師の「ぬ~べ~」こと鵺野鳴介が児童を守るために、妖怪や悪霊を退治する学園コメディーアクション。’14年には関ジャニ∞の丸山隆平主演で実写ドラマ化もされている。1996~97年のテレビアニメで放送されたのは原作の約半分程度。
1位に輝いたのは澤井啓夫原作の『ボボボーボ・ボーボボ』。人類を丸坊主にするべく結成した毛狩り隊から、人類の髪の毛の自由と平和を守るため、鼻毛真拳の使い手であるボボボーボ・ボーボボが戦うという不条理極まりない内容ながら、独特のギャグセンスと意外とジャンプらしいバトルシーンが好評で、今でも好きな漫画としてあげる有名人も多い。テレビアニメシリーズは2003年から2005年まで放送され、原作の「闇皇帝編」の途中までがアニメ化されている。《最後まで原作通りアニメ化してほしい》《原作を最後まで読み面白いと思ったので最後まで映像化するとどのようになるか気になったため》と最後までアニメ化してほしいという声が多く、《あのわけわからんアニメを令和の時代に復刻してほしい。 きっとわけわからん》《ギャグ漫画が好きで、この漫画も大好きな作品なのでもう一度アニメとして見てみたい》《鼻毛が好き。ジャンプの理念にかなってない感じなのに、ちゃんとジャンプなのが好き》など原作愛が溢れるコメントが多数寄せられた。
連載中にアニメ化されたシリーズは、スケジュールの都合による改変や唐突な打ち切りなど、内容に不満が残ることも多い。またアニメ技術の進化により、表現力が20年前とは雲泥の差。90~00年代の名作を再アニメ化する流れはこれからも加速していきそうだ。
最終結果はこちら。
1位:『ボボボーボ・ボーボボ』澤井啓夫 53票
2位:『地獄先生ぬ~べ~』真倉翔・岡野剛 41票
3位:『こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋元治 39票
4位:『幽☆遊☆白書』 冨樫義博 32票
5位:『ドクタースランプ』 鳥山明 30票
調査日:2023年7月5~6日
調査対象:15歳以上の男女300人
調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)