1994年の放送開始から30周年を迎えたことを記念して、5月24日よりフジテレビで再放送されているドラマ『古畑任三郎』シリーズ。6月21日には、シリーズ完結篇となる「古畑任三郎ファイナル」三部作の最終作『ラスト・ダンス』が放送された。

今回の犯人役は松嶋菜々子(50)。売れっ子脚本家・加賀美京子こと大野かえでとその双子の姉・もみじの二役を演じる。SNS上では、松嶋の美貌に驚く声が相次いだが、ラストシーンで言及された過去作に出演した犯人の意外な”その後”にも注目が集まった。

ラストシーン、古畑は加賀美に対し、「ずいぶん昔になりますが、あなたにとてもよく似た女性に会ったことがあります」と語りかける。その女性は漫画家で、才能に満ち溢れ地位も名誉も手にしていたが、自分を捨てた恋人を別荘の地下に閉じ込めて殺害したという。

加賀美が「彼女は、今どうしているんですか?」と問うと古畑は「色々ありましてね、アメリカに渡って幸せな結婚生活を送っています」と答えたのだ。

そして、「私が言いたかったのは、人は生まれ変われるということです」と続けた。

この女性とは、第1シリーズの第1話「死者からの伝言」に出演していた中森明菜(58)が演じる漫画家・小石川ちなみのこと。小石川は、担当編集者の男性に恋をするものの、自身が遊ばれていることに気づき別荘の地下室に閉じ込め殺害。たまたま雨宿りに別荘を訪れた古畑によって、真相が明らかにされた。

古畑は、この第1話のラストで28歳の小石川に対し「ハッピーエンドは、最後の最後にとっておけばいいんです。あなたは、いい奥さんになれます。

保証します」と述べていたが、今回明らかにされたのはまさにその通りの結末。X上では放送を見た視聴者から驚きの声が上がっていた。

《まって、今日の古畑さん!!! 1話の漫画かさん!!! 本当に幸せになったの?!!!! 嬉しい、よかった…涙止まらない…人は生まれ変わるって、もう、アメリカに行って幸せになってくれて嬉しい、よかった…昔の犯人が、幸せになっててよかった…》
《最終話に第一回目の小石川ちなみの話するの感慨深い》
《「古畑任三郎」シリーズでは小石川ちなみはシリーズを通じて陰の存在であるんだな。最後の最後に、また出てきたね》

実は古畑シリーズでは、事件後の小石川ちなみに関する話がこの回以外でもなされている。第2シリーズの第1話「しゃべりすぎた男」では、明石家さんま(68)演じる敏腕弁護士・小清水潔に、古畑が「小石川ちなみの事件を担当された。あれを無罪に持ち込むとは凄腕です」と語っていた。

また、同シリーズ第7話「動機の鑑定」では、披露宴帰りだという古畑に今泉が「ちなみちゃん、綺麗だった?」「ちなみちゃんには幸せになってほしいからね」などと話しかけており、小石川が結婚したことが明かされる。そして、第10話「ニューヨークでの出来事」でも、古畑は小石川ちなみが結婚してアメリカに移住していると語っていた。

人は生まれ変われるーー。時折描かれる犯人への救いも、30年の時を超えて本作が愛される理由の一つだろう。