1979年の第1シリーズに始まり、2008年に終了した第8シリーズまで、約240人もの“卒業生”を送り出してきたドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)。2011年にファイナルで4時間スペシャルが放送され、金八先生の定年退職によりシリーズは幕を閉じている。
最近では、金八役を演じた武田鉄矢(76)が4月17日の『人生を変えた!天才番付SHOW』(TBS系)に出演。各シリーズで“天才”だと思った生徒役を8名紹介し、大きな話題を呼んだ。
数々の名優を輩出したことでも知られる『金八』シリーズ。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~70歳のドラマ好きの男女500人を対象に「演技がうまいと思う『金八先生』出身の女優」についてアンケート調査を実施した。
第3位には、高畑充希(33)がランクイン。
2007年から2008年にかけて放送された第8シリーズに出演し、真面目な生徒ながら彼氏と“駆け落ち”しようとする田口彩華役を演じた高畑。『天才番付SHOW』で武田は「台詞覚えに関しても演技にしても100点満点」「レベルとかランクが違う」と絶賛していた。
高畑はその後、2016年の『とと姉ちゃん』(NHK)で朝ドラヒロインに抜擢。演技力だけでなく歌唱力の高さでも知られており、今年4月に上演されたミュージカル『ウェイトレス』でも主演を務めている。ドラマ、映画、舞台と幅広いステージで活躍する姿に、高い評価が寄せられた。
《朝ドラのヒロインももちろん、ミュージカル俳優としても素晴らしいと思うから》
《舞台映えする。演技ももちろん、歌唱力も素晴らしい》
《ドラマで難しい役柄をしっかり演じていたから》
《明るい役、儚げな役柄まで演じきって、とにかく作品を観たくなる女優さんです》
第2位に選ばれたのは、第1シリーズに出演した杉田かおる(60)。
中学3年生にして妊娠・出産を経験する浅井雪乃役を演じた杉田。“15歳の母”という難しい役柄を見事に表現しきった演技力に、高評価が集まっている。
武田も『天才番付SHOW』で、「芝居は群を抜いていて、セリフの正確さ、演技の変化とかは大人の俳優に十分太刀打ちできる能力を持っていた」と称賛。『金八』出演後も『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』をはじめとする名作映画に数々出演し、女優の道を邁進。2000年代にはバラエティ番組でも活躍していた。
《彼女以外考えられません。中学生の母を本当に演じ切りました。奇跡の女優です。いまだに彼女の大ファンです》
《中学生で妊娠するという役だったけど、産む産まないという心の動きを上手く演じてたと思います》
《その後、たくさんのドラマや映画で活躍しているので》
《一時期バラエティばかり出ていたのでイロモノっぽい印象が強くなってしまったけど、演技をしているとやっぱり上手だと思う》
そして、栄えある第1位に輝いたのは、上戸彩(39)だ。
上戸が出演したのは、2001年から放送された第6シリーズ。同作で、性同一性障害の転校生・鶴本直役を熱演している。『天才番付SHOW』で武田は、上戸について「存在そのものが飛び抜けてた」「この子は時代を作るなと思った」と語っていた。
『金八』出演後は、月9ドラマにヒロインとして出演するなど女優として活躍。その一方で、ソロ歌手としても多くの楽曲をリリースしている。さらに、ニホンモニターの「タレントCM起用社数ランキング」では、通算6度も年間女王に。最近では『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)のMCとしてもお馴染みで、まさに国民的女優として愛され続けている。
《性同一性障害という難しい役柄を違和感なく演じていたから》
《ジェンダー問題を考えるきっかけとなった印象的な演技だった》
《上戸さんの金八での役柄が、とても難しいと思ったが、しっかり演技できていた》
《今でもテレビ・映画・CMにも多く出演し、高い人気がある》