日を追うごとに余波が広がっている永野芽郁(25)と田中圭(40)の不倫疑惑報道。“通常運転”を続けるのにも限界がきているようで――。

「どちらも好感度が高い俳優とあって、4月24日発売の『週刊文春』が報じたスキャンダルは世間に大きな衝撃を与えました。すぐに双方の所属事務所は不倫を否定し、永野さんも自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で報道を謝罪。田中さんも主演舞台の公演初日を迎える前に、有料ファンサイトで謝罪コメントを出していました。

しかし、妻子ある田中さんが深夜に永野さんの自宅を訪れていたことや、“手つなぎショット”などについては説明がなされていません。2人とも疑惑を“誤解”で押し切ったかたちですが、余計に疑念が深まってしまいました」(スポーツ紙記者)

世間から疑いの目が向けられることとなった2人だが、第一報が出た直後は“ほぼノーダメージ”だった。

文春の第一報当時、11社の広告に起用されていた永野は、現在放送中のドラマ『キャスター』(TBS系)にもメインキャストとして出演中。5月16日には主演映画『かくかくしかじか』の公開を控えており、6日放送のバラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)にも番宣で登場したばかり。さらに、毎週月曜日深夜に放送されるラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)への出演も続けている。

田中も3社の広告に起用されており、29日まで上演される主演舞台『陽気な幽霊』は千秋楽までチケットは完売状態だ。

とはいえ、報道直後には企業の動きに変化もあった。

「5月1日までに、コンタクトレンズ専門店『アイシティ』の公式サイトやYouTubeチャンネルから、永野さんが出演するCM動画や肖像が消えました。同じタイミングで『キッコーマン』の公式サイトからも、田中さんが出演するCM動画ギャラリーが削除されたのです。

しかし、どちらも降板というわけではなかったようです。『アイシティ』は永野さんを起用したキャンペーンが4月30日をもって終了したことに伴い、コンテンツを取り下げたといいます。『キッコーマン』も春のキャンペーン終了とともに田中さんが出演する動画や肖像を削除したと、スポーツ紙の取材に回答していました」(芸能関係者)

しかし潮目が大きく変わったのは、5月8日発売の「週刊文春」で「燃え上がる不倫LINE」と題する続報が打たれた直後だった。

記事では2人が近しい関係にあることを裏付けるような生々しいLINEのやりとりが掲載され、新たな“親密ショット”も公開された。双方の所属事務所は各メディアの取材に、“本人たちに確認したところ、記事に掲載されたやりとりは行われていない”と報道を否定するコメントを発表したが……。

そのウラでは、永野と広告契約を結ぶ企業が厳しい決断を下し始めていたようだ。

続報が打たれた「週刊文春」発売日の8日までに、「JCBデビット」「サンスター オーラツー」の公式サイトから永野が出演するCM動画や肖像を掲載したバナーが非公開に。なお、「JCB」のYouTubeチャンネルの動画一覧からは永野が出演するCM動画が消え、動画のURLを知っている人のみ視聴できる「限定公開」に切り替えられていた。

両社とも各メディアの取材に措置を講じたことを認めており、「JCB」は事実確認中であることを明かした上で、「告知媒体については現況を総合的に判断し対応しております」とコメント。いっぽうで「サンスター」は、「現状の状況を踏まえ、ブランド本来の価値を伝えることが難しいと判断したことが理由です」と厳しい見解を示したという。

ある広告代理店関係者は「降板ドミノになる可能性も高い」と指摘し、こう続ける。

「他社もこうした動きに追随しているようです。

高級基礎化粧品ブランド『SK-II』の公式サイトからは永野さんの肖像は消えていませんが、すでに同ブランドのYouTubeチャンネルでは『JCB』と同じようにCM動画が『限定公開』に切り替えられています(5日14時現在)。永野さん、田中さんと広告契約を結ぶ企業は事態の推移を注視しているようですが、報道以降、各企業のSNSアカウントには顧客からの苦情も寄せられていますし、サンスターのコメントは、今回の報道によって永野さんが“ブランド価値を毀損した”と言っているに等しい。

当人たちが報道を否定しているとはいえ、企業側からすればブランドイメージに傷がつくことは避けたいはず。現状、“契約打ち切り”とはなっていないようですが、今後も不倫疑惑を追及する報道が続けば“降板”もあり得るでしょう。また万が一、これまでの報道が“事実”だと判明した場合、11社と契約している永野さんの違約金は数十億円規模にものぼる可能性もあると一部で指摘されています」

「SK-II」で限定公開に切り替えられているCM動画では「想定外の透明感!」と銘打たれていた永野だが、いまやそのイメージは損なわれつつあるようだ。

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