国民的アイドルグループ「嵐」が来春をもって“解散”する――。ゴールデンウィーク最終日の5月6日夕方、世間に衝撃が走った。
嵐の有料ファンサイトで、5人のメンバーが揃った動画が公開され、来年春ごろに開催予定のコンサートツアーを最後にグループとしての活動を終了すると発表。約1年半前から5人で話し合いを続け、ファンに“直接”感謝を伝え、パフォーマンスを披露する機会を設けたうえで解散することを決めたという。
長らく日本の男性アイドル界でトップを走り続けてきた嵐。’20年末日の活動休止から4年半、終焉を見据えた再始動に悲鳴をあげたファンは多かったが、同時に歓喜とともに迎えられたのが、リーダーの大野智(44)だ。’21年の芸能活動休止以来、実に1587日ぶりにファンの前に姿を見せたのだ。
嵐の活動休止に際して「自由な生活が一回してみたい」と打ち明けていた大野。休止期間中はその言葉を体現する生活を送っていた。
“自由な生活”を送りはじめた大野を本誌が初めて目撃したのは、’21年4月。満開の桜が咲き乱れる京都だった。大野といえばジャニーズJr.時代、舞台演出のために2年ほど京都で過ごしていたことで知られている。この日、“原点”ともいえる場所に立ち返った大野だったが、彼の隣には、30代前後とおぼしき女性の姿があった。
「女性は大野さんの恋人で、一般人だと聞いています。
また、活動休止中は、東京と宮古島に拠点を構え、趣味の魚釣りに興じるなど悠々自適に過ごしてきたことも知られている。
本誌も’23年10月に都内で愛犬と散歩する大野の姿を目撃していたが、彼の肌は浅黒く日焼けし、顎には立派なひげを蓄えていた。また、昨年11月には「女性セブン」が両肩にタトゥーが入った大野の姿もキャッチしている。
とはいえ、手放しに自由を謳歌していたわけではない。他のメンバー4人が芸能界の第一線で活躍する裏で、大野もまた“仕事”に打ち込んでいたのだ。
「大野さんは両親を呼びよせほど宮古島での生活が気に入っているようで、昨年春には教習所に通い自動車免許を取得したそうですが、宮古島での生活には必要になる場面が多く、そのためでしょう。
また、大野さんは島での生活をエンジョイするだけではなく、現地にあるバーのオーナーも務めるなど、れっきとした経営者でもあります。資金の大半を出資したリゾートホテルはすでに完成しており、これも大野さんが事実上のオーナーと言われています。大野さんが嵐に復帰するのをいつ決断したのかはわかりませんが、宮古島での活動は“セカンドキャリア”を見据えてのものではないでしょうか。
大野さんの嵐解散後の方針は現段階では明かされていませんし、芸能界に残る可能性もありますが、いずれにせよ活動休止前のように精力的な活動というより、宮古島との二拠点生活をベースにしたものになると思います」(前出・芸能関係者)
解散発表と共に公開されたビジュアルでは、“自由の象徴”でもある髭をそり落とし、アイドル時代そのままの姿を披露した大野。どのような未来を迎えようとも、最後までリーダーとしてファンを魅了してほしい。