女優・遠野なぎこさん(45)の自宅マンションから身元不明の遺体が発見されて10日以上が経過した。しかし、7月16日時点では警察からの発表はなく、遠野さんの安否は不明のままだ。

東京・豊島区にある遠野さんの自宅マンションに救急車や消防車がかけつけたのは、7月3日のことだった。

「遠野さんと連絡がつかないことを不審に思ったヘルパーさんが管理会社に連絡を取ったところ、部屋の中から女性の遺体が発見されたそうです。遺体は腐敗が激しく特定できる状態ではないため、DNA鑑定されたと聞いています」(テレビ局報道関係者)

遠野さんの部屋の郵便ポストは、現在まで郵便物がそのままの状態で残っており、特殊清掃もまだ入っている様子はないという(15日現在)。

今年1月末に所属していた事務所との業務提携を解消し、《一人きりでやっていきます》と“完全フリー宣言”をしたばかりだった遠野さん。ファンに向けて届けていたSNSには、6月26日にうつ病と診断されたことと、訪問看護と契約したことを報告。《あたしゃ、まだ生きるぞ》と前を向いていたのだが……。

「確かに、少し前に比べるとちょっとお痩せになっていました……」

遠野さんと近いフロアに住むマンションの住民が、最近の様子を明かしてくれた。

「このマンションはペット可で遠野さんも猫を飼ってらっしゃったと思うのですが、私の飼っている犬をとてもかわいがってくれていて……。早朝やお昼ごろに散歩のため、マンションのエレベーターやエントランスでよくお会いした際には、いつも優しくしてくれました。ウチの犬に“いい子、いい子”と言って撫でてくれたりして、とてもいい方でした」

テレビなどでは奔放な発言なども目立っていた遠野さんだが、プライベートでは“女優としてのたたずまい”を大事にしていたようだ。

「いつも背筋を伸ばしていてビシッとしていました。近所にお買い物に行かれる際にラフな服装をしていても間近で見るとすごくきれいで、やっぱり女優さんだと思いましたね。

ただ、ここのところお見かけしなかったので、私も心配したのですが……」

元マネージャーの証言によれば、遠野さんは5年ほど前から足根管症候群を患っており、足が変形し、“歩くこと自体が大変な状況”だったという。人前では、そうした姿を見せないようにしていたのだろうか。

19歳でNHK朝ドラ『すずらん』のヒロインを務め、数々の名演技を見せてくれた遠野さん。鮮烈な印象をファンに与え続けた女優の行方は――。

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