三笠宮家の瑶子さまが、8月11日(現地時間)に私的なご旅行のためにアメリカ・カリフォルニアを訪れ、19日(日本時間)に成田空港に帰国された。日本の芸術や文化を紹介するイベントに出席されることが目的だったという。
「瑶子さまは、カリフォルニア州で開かれる『BACK WALL PROJECT』というイベントを視察されたといいます。ホームページなどを見ると、能登半島地震で被災した九谷焼の伝統工芸士による作品などが展示されています。
また、クラシックカーのイベントのほか、世界最高峰の自動車の祭典とも呼ばれる『ぺプルビーチ・コンクール・デレガンス』なども視察されたようです」(皇室担当記者)
瑶子さまといえば、昨年の8月にも同じイベントを視察するため、アメリカへ私的に旅行されている。この昨年のご訪問の際には、瑶子さまの“皇族らしからぬお振舞い”が波紋を呼んでいたのだ。
「昨年8月、瑶子さまが視察されたイベントに協賛していた中国系アメリカ人の実業家がSNSにアップした写真には、フェラーリなどの高級車数台を背景に、瑶子さまがTシャツ、サングラス姿でポーズをとられている姿が映されていました。このことが昨年末に複数のメディアによって報じられたのです。
宮内庁内で問題視されたのが、そのTシャツに高級カーディーラーのロゴが記載されていたことでした。このロゴは、名古屋市に本社を置く企業が運営する『ビンゴスポーツ』という、高級クラシックカーなどを扱うディーラーのものでした。瑶子さまは、同社の社長の家族とも食事をするほど懇意にされているそうですが、中立性を重んじる皇室にとって、皇族が特定の企業・団体の“広告塔”になりかねない行為は慎むべきだ、という声が宮内庁で数多く上がっていたのです」(宮内庁関係者)
当時の瑶子さまは、フォロワーを限定した非公開のインスタグラムのアカウント(現在は削除)をお持ちで、そこにも自動車イベントに参加されたときの写真をアップされていたという。
「姉・彬子さまもずいぶんとお怒りのご様子だったと伺いましたし、宮内庁としても帰国された瑶子さまに厳しい意見を伝えていたというのです」(前出・皇室担当記者)
こうした事態があったにも関わらず、今年も決定したアメリカへの“私的旅行”。宮内庁内でも、「(旅行は)しばらく避けていただいた方が良いのでは」と進言する職員もいたというが、三笠宮家に近い人物はこう明かす。
「瑶子さまは、日ごろから『海外に行きたい』とお話しされることが少なくありませんでした。
しかし、瑶子さまはお考えを変えず、半ば強行突破のような形で渡米することを決められたと……。時期的にもお盆休みのシーズンで、かつ皇室で大切な日として位置づけられる終戦記念日をまたぐ日程ということもあってか、側近たちも対応に苦慮し、結局誰も職員が同行しないまま渡米されることになったのです」
前出の宮内庁関係者は、瑶子さまのかたくななご姿勢に、懸念の声が広がっているとし、こう続ける。
「昨年同様、宮家の関係者ですら“瑶子さまの米国ご訪問のモチベーションがよく分からない”と漏らしているようです。瑶子さまは、十分な説明をなさらないままに自分で決められたスケジュールを一方的に職員にお伝えするような形であったため、宮内庁としてもイベントの主催者についての詳細を十分に把握できていない状況なのです。
そのため、昨年のロゴTシャツの件と同じように、『広告塔として利用されるような事態に発展しなければいいが…』と懸念する声も上がっています」
昨年10月の『秋の園遊会』でも、両サイドにピンク色のメッシュが入った金髪ヘアでお出ましになり、国民に驚きを与えた瑶子さま。ネガティブな意味での“驚き”の事態が、起こらなければいいのだが――。