「最近体が思うように動かない」「日中体がだるい」……。こうした、“なんとなく不調”を感じている人は多いだろう。

「原因の一つは、筋力の衰えです。筋肉量のピークは20~30代で、その後、年齢を重ねるとともに減っていきます。『私はまだ大丈夫』と思っていても、ゆるやかに体の動きが衰えていくのです」

そう指摘するのは、“大人のための体操のお兄さん”こと、ごぼう先生(40)。介護施設の運営、また鍼灸師として働いていた経験から生み出した健康体操が大人気に。これまで全国各地の講演会などで9万人以上のシニアに「ごぼう体操」を教えてきたという。今ではSNSでも体操を発信。幅広い世代から支持を集めている。

「ごぼう先生の名前は、介護の『ご』・予防の『ぼう』が由来。名前のとおり、体操を通じて介護のいらない体をつくってほしいと思っています。50~60代から筋肉量をキープすること。体をこまめに動かして、自分の調子を確かめること。増えてくる“なんとなく不調”を見過ごさず、きちんと対処すること。

これらは、日々の『体操習慣』でカバーできます。積み重ねていくことで、将来寝たきりや要介護者になることが防げるのです」(ごぼう先生、以下同)

とはいえ、体操なんて面倒くさい、という人も少なくない。

「僕の体操は、テレビを見ながらや家事の合間などに手軽にできる体操ばかり。イスに座ったままできるなど、とにかく簡単なのがポイントです。そして、楽しみながら取り組むことも大切! この連載では毎回、思わず笑顔になるような動画も撮影しています。ぜひ一緒に続けていきましょう!」

毎回紹介される、季節不調を解消するいろいろな体操をマスターして、いつまでも“お達者”な体を目指そう!

■今週の体操は…「免疫力アップ」に「腸ねじり体操」!

風邪やインフルエンザが猛威をふるう季節、体に備わる「免疫力」を高めることが重要です。体操で免疫力がアップするの? と思うかもしれませんが、体内に侵入したウイルスや細菌をやっつける免疫細胞の7割は腸に集中。ドジャースの大谷翔平選手がヒットを打った後にするお馴染みのポーズを参考に、腸をギュッとねじって腸の働きを高める体操を紹介します。コルセットのようにおなかを包んでいる大きな腹横筋と、背面から腸を支える多裂筋を同時に動かすことで、腸全体を効率よく刺激。病気に負けない体をつくりましょう!

【1】背筋を伸ばして座り、両ひじが肩の高さになるまで腕を上げ、水平に保つ。

【2】口から息を吐きながら左足を引き上げて、胸のあたりで左ひざと右ひじをタッチさせる。足を上げるときは、お尻から引き上げて、おなかがしっかりねじれているのを確認しながら行おう。

タッチしたらゆっくり鼻から息を吸って【1】の状態に戻り、左右交互に左右交互に5回ずつ、10回続ける。

<免疫力アップのコツ>

体の内側から腸を刺激して、腸内環境を整えることも大事。腸内の善玉菌が大好物の納豆、オクラ、なめこ、メカブなどの水溶性食物繊維は、腸を元気にさせるので、免疫細胞もしっかり働き出しますよ。

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