「小室さんは『不眠症のようで眠れないんだ……』と漏らしていたそうです。顔もかなりやつれていて、まわりが見ていられないような状態だったと聞きました」(音楽関係者)
涙の引退会見からちょうど1週間後の1月26日、小室哲哉(59)の姿はビルボードライブ東京にあった。
「小室さんはTMNの2人と会合をしていたんです。今年は“TMN結成35周年”の記念イヤー。実は、小室さんは年内のライブを計画していました。しかし週刊文春で不倫疑惑が報じられ、引退することに。だから2人と会って今後を話し合うことになりましたが、なかなか都合が合いませんでした。でも、彼らも小室さんのことがよほど心配だったのでしょう。急きょ集まってくれたようです」(前出・音楽関係者)
小室の苦悩を癒してくれた“盟友”たち。時計の針は、午前0時をまわっていた――。
小室が宇都宮や木根とTMNを結成したのは、83年。
昨年4月には『GET WILD SONG MAFIA』を発売。活動再開にも期待の声が高まっていた。実際、小室はひそかに“TMN活動再開”へむけて準備を進めていたのだという。
「引退前から小室さんは作曲活動がうまくいかず、スランプに陥っていたそうです。しかしTMN活動再開の約束をしたことで、スイッチが入ったのでしょう。一時は周囲にも『今、曲を作りたくて仕方がない』と元気に語っていたんです」(芸能関係者)
そんななかでの突然の引退。小室の傷心は、ことのほか大きかった。冒頭の極秘会談でも、小室は2人に“悲痛の今”を訴えていた。
「この日の小室さんは『最近、仕事がうまくいかなかった』と悩みを告白したそうです。
一足先にマンションから出てきたのは宇都宮。次に、少ししてから木根が帰っていった。その直後、小室が出てくる。そして車に乗り込むと、名残り惜しそうに帰路についた。
「結局、この日は最終決断に至りませんでした。最後は小室さんの悩み相談みたいになっていたらしく、彼は音楽活動やプライベートの本音を語っていたといいます。ただ、小室さんは帰るときもまだ話したがっていたそうです。それは、彼の中でまだ“音楽への思い”が消えていないということ。復活の望みは消えていないはずです」(前出・音楽関係者)