今回は、この春大人向けにおすすめしたい今っぽいチークの選び方と使い方、また、古くさく見えるNGチークについて解説します。
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オバ見え必至の、古くさいチークとは?
まずは、オバ見えする「古くさいチーク」について。それは、昭和を彷彿とさせるような「頬から頬骨に沿ってナナメに引き上げる」バブル期~1990年代に流行っていたような塗り方です。かつ濃いめの色だとなおさら昭和感が出てしまいます。40~50代の方だと若い頃にナナメ塗りが流行でしたが、今も続けていたら要注意です。

自然な血色感を叶えるカラーが今っぽい
ナチュラルメイクが主流の今、チークも「自然な血色感」を叶える色選びが重要。おすすめは肌の中にあるような「ベージュに少しオレンジが入ったようなナチュラルカラー」を選ぶこと。そういったナチュラルカラーを選べば、ブルベ・イエベ問わず使えます。パーソナルカラーを学んだ初心者にありがちなのですが、「ブルベにはオレンジ絶対NG」という誤解。肌の中に黄色の色素は少なからず存在するので、ベージュに少しオレンジが入った程度の色を選べば、誰でも自然な血色感を叶えることができるのです。

目や唇にも使える!MACのチークがイチオシ
昨年のトレンドは、チークを塗らないもしくはツヤ感を足すだけような「チークレス」でしたが、今年はなんとチークが主役?というくらい、各ブランドにて2way、3wayに使えるマルチコスメとしてのチークが勢ぞろい。今回使用したのはMACのバズりコスメ、「グロー プレイ クッショニー ブラッシュ」(全12色)。ジャンルでいうとクリームチークに近いと思いますが、テクスチャが、おもち?朱肉?のようにプニプニしていて、肌に乗せるとさらっとマットに密着。毛穴もふわっとカバーされるので、私たち大人世代には超おすすめです。


クリームチークは、実はパウダーよりも簡単キレイ
「クリームチークは使い方が難しいから」と敬遠する方も多いのですが、私から言わせると逆にパウダータイプよりも失敗なく簡単キレイに仕上がります。パウダーだと左右の頬を同じような発色や形状に仕上げるのはちょっとコツがいるのですが、クリームタイプなら、調整が自由自在で失敗知らず。時短でキレイに仕上がります。また、ちょっと前のクリームチークというと、ベタつきがあり頬に髪がくっつくようなイメージがありましたが、最近のは肌に乗せるサラっとしたテクスチャに変わりとても使いやすくなっているんですよ。
指でポンポン。コツいらず
「黒目の真下・高い位置」を起点として、そこから指でポンポンと円を描くように塗り広げます。
チークを下まぶたに延長して、さらに今っぽく
さらに昨今の韓流アイドルの影響もあり、最近若い世代には「下まぶたから連続してチークを入れる」のが流行っています。
しかもちょっとオレンジ色が入っているカラーなので、「クマも自然にカバーできる」という嬉しいおまけ付き!トレンド感とクマ隠しを同時に叶えることができて一石二鳥です。

<文・撮影/池田曜央子>
【池田 曜央子】
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事。
1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。著書『骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:@ikeda.makeup ブログ