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春になれば新生活を始めるために、新居に引っ越しをする方も多いと思います。引っ越しはワクワクするものですが、荷造りや部屋の掃除など大変なこともありますよね。
そんな引っ越しにまつわる「トホホ……」なエピソードをご紹介します。
ギリギリの荷造りで大慌て…ゴミ出しで赤っ恥!

大量の荷物を「持っていくもの」と「いらないもの」に分類したミナさん。ゴミ出しを終えて、ようやく荷造りが終わったのは深夜1時。そして翌朝、退去時に大家さんによる立ち会いが行われたのですが……。
「前日にずっと作業をしていた疲れもあって、ゴミの分別をきちんとできていなかったようなんです。マンションにはゴミステーションがあってゴミはいつ出してもいいのですが、分別に関してはうるさく言われるんですよね。
立ち会いが終わった後、大家さんに『ゴミを分別してから出てください』と言われて、前日に捨てたゴミを見てみると、なんとそこには彼氏と一緒に使ったコスプレ衣装と手錠などのグッズが一緒に入っていたんです。それを見られたのかと思うと、恥ずかしすぎて……」
節約のため自力で引っ越しチャレンジ

美紀さんは2年前に、実家を出て一人暮らしを始めました。新居は実家からも遠くなく、荷物も少なかったので「高い引越し代をかけたくない」と考えました。そこに現れたのが美紀さんの父・康史さん(仮名・52歳)だったのです。
「父が社用車で軽トラックを持っていたので、引っ越しを手伝ってくれると言ったんです。何回かに分けて荷物を持っていったのはいいのですが、問題は家具を運んでいるときのこと。プロの引っ越し業者であれば壁や床が傷つかないように養生材を使うんですよね。父がバスタオルで代用してくれたのですが、しっかりと傷がついてしまいました……」
父がぎっくり腰になり、結局予算がかさむ

「家電量販店では、スタッフさんが気を利かせて父の車まで洗濯機を運んでくれたんです。新居に戻り、いざ洗濯機を入れようと父が持ち上げたときに『あ、アアーッ……!』と叫び、膝から崩れ落ちたんです。
その場で動けなくなった父は、なんとぎっくり腰になってしまったんです!『もう動けない』というので、母に駆けつけてもらい病院に連れて行ってもらいました。父はそれから3日間も寝込んでいたようです……」
その場に置かれた洗濯機は美紀さん1人では運ぶことができず、結局、便利屋を呼んで運んでもらったといいます。予算を抑えたつもりだったのに、家具の傷修理など思わぬところで予算がかさんでしまった美紀さん。
「引っ越しはプロに任せるのが1番!」と落胆しながら語る美紀さんでした。
<取材・文/結城>
【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer