ロイホのパフェ、真の魅力はどこにある?

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 食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています

 昨年からずっと注目しているファミレスのメニューがあります。
それは、「ロイヤルホストのパフェ」。2024年のメロンフェアでは、パティスリーやパフェ専門店を超えるような極上メロンパフェを紹介しましたが、今年はますますパワーアップしていることに驚愕しています。

 何が変わったかと言えば、もうとにかくいろんなことが進化していて、紹介せずにはいられなくなってしまいました。

 そこで今回は、今年に入ってからますます進化しているロイヤルホストのパフェの魅力についてご紹介していきたいと思います。

今年のフレッシュメロンデザートは、ますますスゴかった!

言葉を失った…ロイヤルホスト「メロンパフェ」は1700円超でも“唯一無二の幸福体験”となるワケ
「Fresh Melon Dessert」では旬を迎える国産メロンを使用した6種のデザートが登場(※この5種の他、食事とセットで提供される<季節のプチデザートセット>「プチメロンパフェ」がある)
 5月14日から期間限定で提供されているのは、旬を迎える国産メロンを使用した『Fresh Melon Dessert』。昨年大人気だったフレッシュメロンボウルパフェや焦がしメロンのブリュレパフェはさらにパワーアップして、新たに3つの新商品が加わりました。

 今回すべての商品を実食しましたが、特に大きな感動があったのは、新商品の「メロンのプリン・ア・ラ・モードパフェ」(税込1738円)。

言葉を失った…ロイヤルホスト「メロンパフェ」は1700円超でも“唯一無二の幸福体験”となるワケ
今年新商品として登場した「メロンのプリン・ア・ラ・モードパフェ」(税込1738円)
 国産メロンとプリン、ホイップクリーム、バニラアイスクリーム、メロンジュレを合わせて、レッドカラントやスライスアーモンドで彩りよく仕上げられているプリンアラモードです。

 それではなぜこの商品に心つかまれたのか、ロイホのパフェ体験に大きな幸せを感じる3つの理由を紹介していきましょう。

①こだわりの高級紅茶「TEARTH」とペアリングができる

言葉を失った…ロイヤルホスト「メロンパフェ」は1700円超でも“唯一無二の幸福体験”となるワケ
2017年に誕生した大阪の紅茶ブランド「TEARTH」。ドリンクセットを注文すれば、こだわりの紅茶やハーブティを思う存分味わえる
 ロイヤルホストで2024年11月からはじまっているのが、紅茶ブランド「TEARTH(ティーアース)」とのコラボレーション。TEARTHは2017年に誕生した大阪発の紅茶ブランドで、現代の女性目線に合わせた商品づくりに定評があります。

 厳選された高品質の茶葉を使用した全28種類のティーバッグスタイルのお茶で、ロイヤルホストでは最大21種類(※ラインナップは店舗によって異なる)を提供。

 はちみつ紅茶やルイボスまで揃い、ドリンクバーで思う存分味わうことができるのです。この茶葉をアマゾンで購入すると1袋40円前後ですから、ドリンクバーではお得感をしっかり実感できることになります。


②自家製プリンがおいしすぎる

言葉を失った…ロイヤルホスト「メロンパフェ」は1700円超でも“唯一無二の幸福体験”となるワケ
自家製のかため食感の濃厚プリン。喫茶店のおいしいプリンをしのぐような味わいに、言葉を失う感動がありました
 今年のメロンデザートの中でもっとも気に入ったのが、「メロンのプリン・ア・ラ・モードパフェ」。

 主役のメロンをはじめ、バニラアイスクリーム、ホイップクリームには文句なしのおいしさがありますが、それらを超える驚きがあったのは、プリンです。

 ロイホ特製だそうで、レトロな喫茶店で出てくるようなかため食感でありながら、なめらかで濃厚な味わいは、お世辞抜きにホテル級。一口食べて、目からうろこが落ちるような感動がありました。

 プリン好きとしては、このプリンだけを食べたくなるほどの魅力を感じましたが、この美味しすぎるプリンがパフェ全体の完成度を高めていることに気がついたのです。

 とにかく、ロイホのプリンがこんなにもおいしいだなんて、まだまだ知らない人のほうが多いのではないでしょうか。

③美しいコースターが、パフェの完成度を高める

言葉を失った…ロイヤルホスト「メロンパフェ」は1700円超でも“唯一無二の幸福体験”となるワケ
「Fresh Melon Dessert」で使用するコースターには、「金沢アート工房」のアーティストである輪島 貫太氏のデザイン「あじさい」が採用されている
 今回何よりも心をつかまれたのは、パフェグラスの下に敷かれているコースターの存在感です。

 ロイホでは2025年の季節デザートのメニューにおいてパラアーティストがデザインしたコースターを展開。私は1月の「Sweet Strawberry season」の時に、あまりの斬新な美しさに魅了され、このコースターを楽しむためにパフェを食べに行く頻度が増えたと言っても過言ではありません。

「Fresh Melon Dessert」で使用するコースターには、「金沢アート工房」のアーティストである輪島貫太氏のデザイン「あじさい」が採用されています。

 ロイホとしてはSDGs達成のための一環であると説明していますが、こだわりのパフェと美しいアートとの組み合わせは、理屈抜きにすばらしい。ロイホでのスイーツ体験を唯一無二にする、多くの人々の記憶に残る大傑作だと自信を持ってお伝えしたいと思います。

 ロイヤルホストのパフェがますます進化し、今後もどのようなフルーツやコースターのデザインが登場するか、今から楽しみでたまりません。


<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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