2011年にデビューし、セクシー女優として第一線を走り続けている小島みなみさん。『ゴッドタン』(テレビ東京系)をはじめとしたバラエティ番組やテレビドラマでも活躍しており、Xとインスタグラムを合わせたSNSの総フォロワー数も60万人以上。
業界のトップランカーといえる存在です。

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そんな小島さんは、2024年11月にドッグハーネス・ブランド『LOULOU(ルル)』を設立。実業家の活動をスタートしました。現在はセクシー女優として“現役”を貫きつつ、社長業にも邁進(まいしん)する日々。7月にはデビュー14周年を迎える彼女に仕事への思いやプライベートでの恋愛観、そしてこれからの活動について、お話を伺いました。

犬用ハーネスのブランド立ち上げ、その背景には愛犬の存在が

――本日は愛犬のしゅくるちゃんもインタビューに同席ということで(笑)。この度、お洋服一体型の犬用ハーネスのブランドを立ち上げたそうですね。なぜそういった運びになったのでしょうか。

「うちのしゅくるが、気管虚脱(気管が潰れて呼吸がしにくくなる病気)っぽくなってしまったことがきっかけです。防止策として首輪からハーネスに移行をしたのですが、市販のハーネスって可愛いものが全然ないんですよ。まずは母にハンドメイドで作ってもらったのですが、そうなると安全性に不安が出てきちゃって。だったら自分が納得のいくものを商品として作ってみようかと」

人気セクシー女優が、家族に“本当の仕事”を打ち明けた日。突然の告白に「返ってきた言葉」は
人気セクシー女優・小島みなみ
――どれくらい前から準備していたのですか?

「本格的に動き出したのは2024年1月からです。3月くらいからは直接メーカーさんに企画書を渡し始めました」

社会人としては“駆け出し”。
職業差別にさらされても凹まない

――でも、そこから11月には設立だなんて、なかなかのスピード感ですよね。

「とはいえ、私はパソコンを使ったことがなく、ビジネス敬語も知らない状態でした。スーツも持ってないから急いで買って体裁を整えて。大阪までプレゼンに行くとなった時も、これまで一人で新幹線に乗ったことすらなかった人間なので、本当に『どうしたらいいの~?!』って感じでしたね(笑)」

――完全に社会人としてイチからのスタートですね。ブランドを始めるにあたって苦労したことはありますか?

「セクシー女優ということで、アポイントすらお断りされることがありましたし、今でもあることです。でも、断られてもぜんぜん凹みません」

――職業差別とは思わないのですか?

「『あ、そうなんですね。オッケーオッケー』くらいで捉えています(笑)。傷ついたりしないのは、今やりたいことができているのは、私がセクシー女優を頑張ってきた結果だという自負があるから。知名度でも金銭面でも、そう。事務所や女優仲間、周囲の方たちが協力してくれるのも、ぜんぶ私が『セクシー女優の小島みなみ』だからこそだと思うんです」

デビュー当時「半年で辞めるつもりだった」

――もうすぐデビュー14周年を迎えられますね。

「こんなに長く続けるとは……。実はデビューして半年で辞めるつもりだったんですよ。アルバイト感覚のぬるい気持ちで始めたことだったので、当時は顔バレを気にしてテレビや新聞どころか雑誌の掲載もNGにしていました。
でも、女優ユニットの活動をきっかけに、表に出る機会を断るのはもったいないと思うようになったんです」

人気セクシー女優が、家族に“本当の仕事”を打ち明けた日。突然の告白に「返ってきた言葉」は
人気セクシー女優・小島みなみ
――セクシー女優としての自覚が芽生えてきたわけですね。

「そう。もっと有名になりたくなっちゃった(笑)。それに、周りのスタッフさんたちが『小島みなみ』を盛り上げてくれることへの感謝もありました。その気持ちに報いたくなったんですよね」

――事務所ともメーカーとも良い関係を築けていたということですね。

「はい。とっても優しかったんです。今振り返っても、すごく良い環境でした。みんな私の気持ちを優先しつつサポートしてくれていましたね。私が苺が好きだって言ったら、メーカーさんは苺をいっぱいくれたし、マネージャーもショートケーキの苺を私に譲ってくれました(笑)」

家族に“本当の仕事”を打ち明けた日のこと

――苺が基準じゃないですか(笑)。デビューのことはご家族にはどう話していたのですか?

「デビューする時に実家を出ることになったのですが、セクシー女優になるとは言えず『就職して事務員をやる』と伝えていました。急に都会で暮らすっていうと怪しまれそうだったので、しばらくは実家と都内23区の間くらいのところに住んでいましたね。OLなのに昼間から家にいるのはおかしいから、日中は電気を消して生活していました。
イベントで一度でも使った服も、プライベートでは絶対に着ないように気をつけたりして」

――そこまで徹底していたのですか。では、どのタイミングでカミングアウトを?

「デビューから2年くらい経って、地上波のテレビ番組のオーディションに受かった時ですね。その頃にはもうセクシー女優として生きる覚悟を決めていたので、自分の言葉でこの仕事の良さを説明できる自信があったんです」

「大事なのは職業ではなく、人間性だから」

――ご家族の反応はどうでしたか?

「ビックリはしていましたが、『大事なのは何の仕事をしているかではなく、人間性だから』と言ってくれました。今も超応援というわけではないものの、見守るスタンスをとってくれています。テレビに出ればちゃんと録画してくれるし、アイドルユニットのライブも見に来てくれますね。さすがにセクシー系の作品は見てないでしょうけど(笑)」

【小島みなみ】
1992年12月14日生まれ。2011年にセクシー女優としてデビュー。業界トップクラスの人気を博す一方、テレビドラマや映画、バラエティ番組への出演など、幅広いメディアでも活躍をし続けている。現在は2024年11月にドッグハーネス・ブランド『LOULOU(ルル)』を設立し、実業家としても活動中。

<取材・文&撮影/もちづき千代子>

【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。
Twitter:@kyan__tama
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