8年ぶりの映画出演、オダギリジョー脚本で実現
今回、深津さんが出演したのはオダギリジョーさんが脚本・監督・編集・出演を務める映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』です。深津さんはオダギリさんによる脚本を読んで興味を持ち、8年ぶりの映画出演を決めたそうです。本作の特別上映にシンプルな黒のドレスで登場した深津さん。モード感あふれる真っ黒なセミロングの髪、肌のツヤ、可愛らしい表情、スラッとした体型は52歳とは思えない美貌でした。
このニュースが拡散されるとXやネット上では驚きの声が殺到しました。
「52歳に見えない」ナチュラルな若々しさに絶賛の声

朝ドラ史上最高齢となる48歳(放送開始時点)で主演を務めた『カムカムエヴリバディ』(NHK)では18歳の少女時代からヒロインのるいを演じた深津さん。
普段積極的にメディアに出演しないことも相まって、今回の特別上映登場で久々に見せたその年齢不詳ぶりや美しさが改めて世間を驚かせることになりました。
美容医療時代に輝く「自然体の美しさ」

女性芸能人の容姿について以前から「劣化した」「太った」「老けた」などと加齢による変化を指摘するネットの声があったことは事実です。しかし、最近では「〇〇さん、また頬と唇にヒアルロン酸入れたのかな」「お手入れしすぎて顔の表情が不自然になっている」など、美容医療による若作りについての声も増えてきました。
だからこそ実年齢に抗ったり無理にアンチエイジングの施術をしたりせず、自然に美しく年齢を重ねている印象の女優陣が称賛される傾向が強くなっています。内田有紀さん(49歳)、石田ゆり子さん(55歳)、永作博美さん(54歳)などが最たる例ではないでしょうか。
このため今回の深津さんに対しても、ただ単に若々しく見えることだけでなく、若作りではないナチュラルさに注目が集まっていました。
表面的な若さではない、“生き方”がつくる美しさ

また、深津さんのほどよく筋肉がついて引き締まった体やボリュームのある毛髪、キメの細かい肌、凛とした表情にも言及する人が多くいました。これらは一朝一夕で作り上げられるものではなく、健康的な食生活、十分な睡眠、適度な運動などで培われたものでしょう。
そして、充実した私生活や自分自身の生き方への自信から生まれる表情・振る舞い・気品は、年齢を重ねたからこそ得られる要素とも言えます。
今回の深津さんの美貌には、内側から表出する美しさが感じられるからこそ圧倒的なインパクトがあったのでしょう。
内面から生まれる生き方や態度、気品、雰囲気の美しさこそが、最強のアンチエイジングであり、他人を惹きつける彼女の魅力であることを、現代の美容医療全盛期において多くの人々が改めて認識したのではないでしょうか。
<文/エタノール純子>
【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中