テレ朝Podcast『ウエストランド井口と吉住の孤独アジト』が、YouTube・Spotifyなどで配信中。「孤独」を笑い飛ばし、1人で強く生きるウエストランド井口さんと吉住さんの本音がリスナーの心に刺さり、7月4日にはリアルイベント「孤独アジトpresents 独祭」が開催されるなど大きな反響を呼んでいます。


このたび女子SPA!では、吉住さんに独占インタビュー。「恋愛は人生の軸じゃない」と話す吉住さんの恋愛観や幸せに生きるコツについて伺いました。

吉住「イケメンよりタモリさんに会いたい」女芸人への“よくある...の画像はこちら >>

井口さんの罵倒は優しさだと信じたい(笑)

――本番組のオファーが来た時の感想から教えてください。

吉住さん(以下、吉住):確か「孤独」がテーマだというのは後から聞いたんですよ。最初の段階では井口さんと2人での番組とだけ伺っていて。もともと井口さんは好きな先輩だったので、シンプルに嬉しかったです。あとは、番組を成立させる手腕も近くで勉強できたらなって気持ちもありました。

――井口さんとは以前から交流があったのですか?

吉住:営業で一緒になることが多かったんです。私は芸歴2年目の頃から営業に行かせてもらってたんですが、極度の人見知りというのもあってなかなか馴染めなかった。だけど、井口さんはそういう後輩にも自分から声をかけて気にかけている印象がありました。

それでずっと「優しいな」と感じていたのですが、会話を聞いていたら「お前なんて売れるわけがない!」と罵倒してました(笑)。でも、そうすることで若手に居場所をつくってあげているんだと思います。きっと、そうだと信じたいです(笑)。


吉住「イケメンよりタモリさんに会いたい」女芸人への“よくある質問”に感じた違和感 恋愛が好きだと思われすぎてない?
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――実は優しい兄さんなんですね。

吉住:私、井口さんは女性芸人に強くあたって来ないことに気づいていたんです。ある意味、“来れない”人がこのタイミングでぐいぐい“来れる”ようになっても面白いし、メディアでは見れない井口さんの男の子な部分が出ても面白い。どちらにしても楽しい番組になるとは予感していました。

恋愛リアリティショーに興味がない2人

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――番組では毎回、2人の反骨精神にハッとさせられます。2025年11月放送の『【怒り】みんな恋愛が好きすぎない?/下品・過激企画が蔓延する今、品性を考える#2』は特に反響が大きかったのではないでしょうか。

吉住:あの時みたいな話は、番組が始まる前から井口さんと営業の合間によくしていたんですよね。恋愛リアリティショーとか、楽屋の中で私たち2人だけが見てなくて。どうにも興味が持てないんだよなぁって言い合っていました。

本当はイケメン俳優よりタモリさんに会いたい

――吉住さんが「恋愛は人生のど真ん中ではなく選択肢のひとつ」「年齢を重ねるほど強がりだと思われる」と仰っていたのが印象的でした。

吉住「イケメンよりタモリさんに会いたい」女芸人への“よくある質問”に感じた違和感 恋愛が好きだと思われすぎてない?
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吉住:女性芸人として、色んな場面で恋愛について聞かれることが多いとは感じていたんです。例えば、よくある「会いたい芸能人はいる?」という質問でも、相手が求めているのはイケメン俳優の名前だったりする。だけど、本当に会いたいのって、タモリさんや中島みゆきさんなんですよ。適当に答えて、微妙なリアクションになっても申し訳ないし。
かなり気を揉む質問のひとつなんですよね。

――この質問は女性芸人だけではなく、女性スポーツ選手へも聞かれますね。

吉住:女性はみんな恋愛が好きだと思われすぎてないか?と、思っていて。別に恋愛の話をしたくない人だっている。ただ、こういう言い方をすると恋愛弱者が強がってると見られることも多いんですが、どちらかというと選挙で誰に入れたかを言わないとか、銀行の暗証番号教えないとか、自分としてはそういう感覚に近い気がします。

――井口さんも「元カノや彼女がいないところで悪口を話すのが信じられない」と同意されていました。

吉住:自分の恋愛トークを武器にできる人はいると思います。でも、私はそこで笑いを取るタイプの芸人ではない。それを初めて表明したのがあの放送回でした。

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SNSの「羨ましい」はすごく遠くにあるもの

――ほかにも印象に残っている回はありますか?

吉住:今年3月に放送した『【この歳で、強く感じます】結局、顔。/でも美人じゃなくて良かった/好意のない人からの好意は怖い#20』かな。ルッキズムはナンセンスな時代と言いながらも、今は逆に加速しているじゃないですか。


結局、情報が多すぎて外にばかり目が向いてしまう。コンプレックスで周りと比べたり、マウントを取り合ったり。好きなものを常に否定されて、自信を簡単になくせる世の中になっていますよね。

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――どうしたら自信を無くさず、健全に生きていけると思いますか?

吉住:私も右往左往していますけど……。最終的に思うのが、大昔の人は正しかった、ですかね。『孤独アジト』でもよくマンモスの時代の話になるのですが(笑)。今は電気もあるからいつまでも仕事をできるし、頑張る方が偉いって言われますよね。でも、日が昇って沈むまで仕事をして、その後はお家に帰る、みたいな。そういう人としての営みを大事にすることこそが幸福度に繋がっていたんだろうな、と。

――人類としての原点回帰のような。

吉住:もう少し自分を大切にしてあげてもいいのかなって。SNSを見ていると感じる「カッコいい」や「羨ましい」は、実はすごく遠くにあるものですから。
今の世の中、実はピントが合っていなくて、おぼろげな像だけが見えている気がして。だから、自分の手の届く範囲の幸せをちゃんと見て、「美味しいごはんを食べられて幸せ」とか、そんな些細なことを大切にできるようになってもいいですよね。

<取材・文/もちづき千代子、撮影/星 亘>

【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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