(台北中央社)今年が「国際周期表年」(IYPT)に当たるのを記念し、台北市の超高層ビル、台北101の壁面に13~15日、元素周期表をテーマにした映像が映し出される。

IYPTは、今年がロシアのメンデレーエフが周期律を発表してから150年になることから、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)と国連が制定。
世界各地で周期表に関連する催しが行われている。台北101の映像は台湾の科技部(科学技術省)と教育部(教育省)が共同で実施する化学の普及活動の一環で、化学元素を身近に感じてもらうのが狙い。メンデレーエフにちなんで名づけられた元素、メンデレビウム(Md)の原子番号が101だという理由で台北101が選ばれた。壁面に網状に張り巡らせたLEDで映像を上映する。

科技部の謝達斌政務次長は10日に開いた記者会見で、世界的に有名なランドマークとして知られる台北101を通して化学への関心を高めるとともに、世界と足並みもそろえたいと意欲を示した。上映時間は午後6時半から7時まで。


台北市政府教育局もこれに合わせ、台北メトロ(MRT)板南線と淡水線で11日から、IYPTラッピング列車を2カ月半走らせる。

(潘姿羽/編集:塚越西穂)