(台北中央社)台湾は国交を結ぶ太平洋の島国、パラオと観光目的の相互往来再開に向け協議を進めている。一部観光業者によれば、スランゲル・ウィップス大統領が今月中旬にも訪台し、互いに入国規制を緩和する「トラベルバブル」の実施を宣言する可能性があるという。


パラオとのトラベルバブル実施について新型コロナウイルス対策を担う中央感染症指揮センターの荘人祥・報道官は7日、すでに医師を視察のため現地に派遣したとした上で、具体的な開始時期や措置の詳細を2~3日以内に話し合うと説明。現段階では入国後の検疫期間は5日間としており、PCR検査で陰性が確認されれば、自主健康管理(外出時のマスク着用、公共の場への出入り自粛)に切り替える方針で検討していると述べた。

ウィップス大統領の訪台について外交部(外務省)は7日、歓迎を示した。訪台時期はまだ確認中だとし、確定したら発表するとした。

(汪淑芬、張茗喧、許秩維/編集:楊千慧)