(台北中央社)スイスのビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)は29日、2021年版の世界デジタル競争力ランキングを発表した。台湾は64カ国・地域中、8位となり、前年より3つ順位を上げた。
台湾に関するデータの公表を開始した2017年以降、初のトップ10入りを果たしたほか、3年連続での順位上昇となった。

同ランキングは、対象となる国・地域の政府や企業がどれだけデジタル技術を活用しているかを測るもの。「知識」、「技術」、「将来への備え」の3項目で評価した。

台湾は「技術」の項目で、前年より3つ上げて2位となり、3項目中、最も順位が高かった。「知識」は16位、「将来への備え」は7位となっており、この2項目のいずれも前年より順位を上げた。

国家発展委員会の龔明鑫(きょうめいきん)主任委員(閣僚)は、皆が努力した結果だと喜びを示すとともに、台湾におけるデジタルシフトの実現に寄与するとした。
龔氏によれば、台湾は2016年からデジタル経済の推進に力を入れてきた。

(潘姿羽、林育瑄/編集:荘麗玲)