同市観光旅遊局の蒋志薇局長によれば、十分の滝は台湾最大のすだれ状の滝。「台湾版ナイアガラの滝」とも称される。市は中央政府と共同で、約3000万台湾元(約1億2300万円)を投じてバリアフリー歩道を建設した。
歩道の全長は約400メートル。緩やかなスロープ状の歩道とし、もともとあった植物や地形をなるべく維持できるよう配慮した。
歩道を体験した台湾バリアフリー旅遊発展協会の周文章秘書長は、滝を見ることができて非常に感動したと話す。若い頃は自然が好きだったものの、脊髄を負傷して車椅子生活になった周さん。先日、孫と共に観光に訪れた際には、孫たちだけ滝の近くに行き、周さんは手前のつり橋までしか行けなかった。そのため、バリアフリー歩道の完成に喜びを示した。
公園と歩道の開放時間は午前9時から午後5時まで。
(黄旭昇、沈佩瑤/編集:名切千絵)