(台北中央社)外交部(外務省)は28日、アフリカ東部のソマリランドに対し、台湾のワクチンメーカー、メディゲン・ワクチン・バイオロジクス(高端疫苗生物製剤)製の新型コロナウイルスワクチン15万回分を供与すると明らかにした。アフリカではオミクロン株の感染が広がっており、さらなる感染拡大の防止を図る。


同部によると、27日に台湾の代表機関、駐ソマリランド代表処の呉鎮祺臨時代理大使とソマリランド保健相が関連の取り決めに調印したという。

また同部は、台湾は世界の公衆衛生と防疫対応に関心を払い、国際社会と共同で世界の健康問題を解決する意欲があると強調。引き続き友好国や国際社会の防疫体制強化に協力し、感染症対策における協力関係を深化させるとの立場を示した。

(王慶剛/編集:齊藤啓介)