(台中中央社)中部・台中市の観光農園「中社観光花市」で29日、チューリップフェスティバルが始まった。新型コロナウイルスの影響で気軽に海外旅行ができない中、旅の気分を味わってもらおうと、色とりどりのチューリップでヨーロッパの雰囲気を演出している。


関係者によると、今年は新型コロナの影響で世界的に海上輸送が停滞し、オランダからの球根が当初の予定通りに届かない可能性があった。そのため年末年始の連休前に咲かせる分の3万株は、空輸に切り替えて台湾に運んだという。

球根の価格が例年に比べ約1割値上がりしたものの、期間中は30万株、50種類のチューリップが順番に花開くよう手配。関係者は、連休中には黄色や薄紫色、白色などカラフルな花が見られるとアピールした。

フェスティバルは来年3月中旬まで。ユリやサルビア、センジュギクなども見ることができる。


(趙麗妍/編集:齊藤啓介)