(台北中央社)台北市の中正紀念堂で29日、3Dアートの特別展「逗陣遊台湾Amazing Taiwan」が始まった。台湾の観光名所6カ所が表現され、現地に行かずとも各地の魅力を味わえる。


同様の展覧会は昨年にも開催されたが、今年は道教の神様「三太子」の要素が新たに取り入れられた。主催者によると、3Dアートとして描かれたのは、北東部・宜蘭県の亀山島、中部・南投県の清境農場、離島・金門県の守り神「風獅爺」(シーサー)など。入り口では著名な画家、陳明山さんが描いた台湾伝統芸能の劇場の門が来場客を迎える。

この日行われた開幕式で文化部(文化省)の李静慧(りせいけい)政務次長は昨年の3Dアート展を振り返り、特別な装置を着用することなく台湾の立体的な風景と写真が撮れる楽しみを味わえたとあいさつ。「気軽に台湾を巡って」と呼び掛けた。

来年8月14日まで。


(王宝児/編集:齊藤啓介)