(台北中央社)米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスの飲み薬「パクスロビド」約3200人分が27日、台湾に到着した。政府が購入契約を結んだ2万人分のうちの第1陣となる。
同薬の到着は、韓国に次いでアジアで2番目。

中央感染症指揮センターは15日、同薬が衛生福利部(保健省)食品薬物管理署から緊急使用許可(EUA)を取得したと発表していた。台湾にはすでに米製薬大手メルクの飲み薬「モルヌピラビル」も届いている。

パクスロビドの投与対象は発症から5日以内の軽症から中等症の患者で、重症化のリスクのある成人と12歳以上で体重40キロ以上の未成年者としている。

(張茗喧、陳婕翎、江慧珺/編集:名切千絵)