1923年、中国・ハルピン生まれ。かつては日本企業で働いたこともある。1949年に台湾にやって来てからは軍の話劇グループに参加し、その後、俳優として映画に出演し始めた。1962年に台湾初の地上波テレビ局、台湾テレビ(台視)が開局すると、演技指導を担当したほか、台湾の初期のテレビ業界を代表する役者の一人となった。
1976年には映画「香花与毒草」で金馬奨主演男優賞を受賞。2008年には金馬奨生涯功労賞を贈られた。近年はツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督の短編映画「月亮樹」(2021年)にも出演していた。
常青さんによれば、チャンさんは晩年も大きな病気をせず、眠りながら安らかに最期を迎えたという。
(王心妤/編集:名切千絵)