(台北中央社)立法院(国会)の与野党の党団(議員団)は1日、ウクライナを侵攻したロシアを「最も厳しくけん責する」とした声明を発表した。軍事的な侵略行為を直ちに停止するよう強く呼び掛け、中華民国(台湾)政府には国際協力への参加を促した。


声明は立法院院会(本会議)で、蔡其昌(さいきしょう)副院長(副議長)が読み上げた。ロシアによるウクライナの侵攻は国際秩序と平和、安定を破壊するものだとし、台湾人は受け入れられないと指摘。ロシア政府の行為は、国連憲章に違反するものだとの立場も示した。

ロシアの侵略行為を止めようとする国際社会を支持する姿勢も表明した。政府には国際社会と積極的に協力し、侵略行為を止めるための措置に参加するよう要請。平和的対話による理性的な解決を各方面に呼び掛けた。


また、ウクライナに滞在する台湾人の保護や退避の支援、ウクライナへの医療支援や物資の提供なども政府に求めた。

(郭建伸/編集:楊千慧)