(新北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は12日、新北市林口で予備役兵の再訓練を目的とした「教育召集」の新制度の訓練を視察した。ロシアから軍事侵攻を受けたウクライナに言及し、「国家を守るには、国際社会の支持と支援以外に、全国民の一致団結が必要」だと語った。


教育召集の新制度は予備兵力強化のため始まった。訓練期間はこれまでの5~7日間から14日間に延長され、第1陣が5日に入隊。今回の訓練では、台北からほど近い戦略的要衝、林口の海岸を守ることが目的として設定されている。

蔡総統は、今回の教育召集では期間が長くなっただけでなく、訓練項目も増え、より厳しくなったと言及。また、戸籍として登録されている場所での訓練であり、自身の故郷が戦場となったことが想定されているとし、一人一人の故郷を守ろうという思いがより強まるはずだと述べた。

妻が出産を控えており、免除を申請できるにもかかわらず、訓練に参加した人がいることや、多くの人が仕事がある中、参加していることにも触れ、国家と家族を守る決意を示してくれたとし、謝意を示した。


(游凱翔/編集:楊千慧)