(台北中央社)中央感染症指揮センターは9日、新型コロナウイルスの国内感染者を新たに442人確認したと発表した。新規国内感染が400人を超えるのは今年初めてで、1日の発表としては5日連続で今年最多を更新した。
うち250人は無症状だった。

国内感染が分かった442人は5歳未満80代までの男女で、2月1日から今月9日にかけて発症した。地域別では多い順に北部・新北市143人、同・台北市95人、同・桃園市41人、同・基隆市39人、南部・高雄市38人、東部・花蓮県24人、南部・屏東県14人、北東部・宜蘭県10人など。

この日、新たに1人が死亡したことも報告された。基礎疾患を持つ90代の女性で、感染者の接触者として自宅隔離中に検査を受けたところ陽性反応を示し、7日に死亡した。ワクチンは接種していなかった。


海外からの輸入症例は5歳未満から70代までの男女136人。先月20日から今月8日にかけて入国した。フィリピン、インドネシア、韓国、シンガポール、オランダ、アラブ首長国連邦などに行動歴があった。

台湾内で確認された感染者は計2万6836人で、うち854人が死亡した。

(陳婕翎、呉欣紜/編集:荘麗玲)