(台北中央社)東京などで宿泊施設を展開する台湾の観光業者、ドモ(摩境)グループは2日、台北市内で記者会見を開き、訪日台湾人観光客向けのキャンピングカーレンタル事業を開始したと発表した。日本が今後、個人の外国人観光客の受け入れを再開するのを見据え、商機獲得を狙う。


同グループは年内に1億円を投じ、キャンピングカー10台を購入する。北海道に拠点を開設し、すでに営業を開始している。李奇嶽董事長(会長)によれば、2023年までに50台に規模を拡大し、沖縄や九州での拠点展開を目指す。

李氏は、コロナ後には人々が好む旅行のスタイルも変わると指摘。山や海など大自然を楽しめる場所が旅行先として好まれるようになり、大勢で乗る観光バスは敬遠されるようになる可能性があるとし、独立していて機動性が高いキャンピングカーでの旅行が人気を集めるだろうとの見方を示した。

(余暁涵、游家瑄/編集:名切千絵)