(台北中央社)台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全(そかぜん)会長は11日、中国による禁輸が相次ぐ台湾の農水産物の輸出を目指し、日本側と協議していると明らかにした。

蘇氏はこの日、台北市内で開かれた台日関係強化に向けたフォーラムに出席。
その前に報道陣の取材に応じた。

中国が台湾の農水産物の輸入を一方的に禁じていることについて、世界貿易機関(WTO)の規範に反していると批判。中国がルールを無視し、国際社会にも配慮しないことは非常に遺憾だとし、台湾に友好的な国への輸出に向け働き掛けていく姿勢を示した。

中国は昨年、台湾産のパイナップルなどの果物、今年6月には高級魚ハタの輸入を禁止。今月にはサンマやイカなどの輸入も禁止とした。

(游凱翔/編集:楊千慧)