(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は30日、チェコ大統領選で当選したペトル・パベル元北大西洋条約機構(NATO)高官と電話会談した。蔡氏はパベル氏の当選を祝うとともに、台湾とチェコが今後も引き続き緊密なパートナー関係を推進できるよう期待を寄せた。
パベルは台湾は信頼できるパートナーだと強調。各分野における相互交流の強化を歓迎する姿勢を示した。

蔡氏が外国の元首と電話会談を行ったのは2度目。ドナルド・トランプ氏が2016年に米大統領に当選した際にも、蔡氏は電話で祝意を伝えていた。

近年、台湾との関係強化を図っているチェコ。昨年には双方の窓口機関が半導体や教育などの分野での協力に関する覚書に調印した他、議会上院が台湾の国際機関参加を支持する決議を採択するなどした。


総統府の林聿禪(りんいつぜん)報道官によれば、会談は約15分間行われ、呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)も通話に加わった。

(溫貴香/編集:荘麗玲)