(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は21日、米国のトランプ政権下で国家安全保障担当大統領補佐官を務めたロバート・オブライエン氏に「特種大綬景星勲章」を授与した。オブライエン氏は「米国が台湾と団結し、共にあることを保証する」と述べた。


景星勲章は国家社会に多大な貢献があった人に贈られる。オブライエン氏は台米関係における貢献が評価された。

オブライエン氏はあいさつで、台湾は民主主義や法の支配、自由の素晴らしい手本だとした上で、米国は台湾が権威主義政権から攻撃を受けることを望まず、このような事態が起こらないよう台湾のために祈っていると言及。バイデン大統領が2021年1月の大統領就任以降、台湾が中国の侵攻を受けた際には米国が軍事介入するといった趣旨の発言を4回にわたり行っていることに触れ、このような約束は2人の娘が米軍に在籍する自身にとっても、米国の全ての家庭にとっても深い意味を持つと語った。

また、トランプ政権でもバイデン政権でも、米国には台湾の現状を変更する意図はないと述べた。

(葉素萍/編集:名切千絵)