米中首脳会談 バイデン氏、対台湾姿勢崩さず 外交部「歓迎」
握手を交わすバイデン米大統領（左）と中国の習近平国家主席（facebook.com/POTUSから） 画像（1枚）
（台北中央社）バイデン米大統領は15日、中国の習近平国家主席との首脳会談で、台湾海峡の平和と安定の維持に対する確固たる立場を改めて示した。外交部（外務省）はの劉永健（りゅうえいけん）報道官は16日の定例記者会見で「評価し、歓迎する」とコメントした。


バイデン氏は会談で、いかなる一方的な台湾海峡の現状変更にも反対し、両岸（台湾と中国）関係は平和的な方法で解決するべきだとする米国の立場を表明。中国に対し、台湾海峡周辺での軍事行動を控えるよう呼びかけた。また米国の「一つの中国」政策を変更しない意向を述べた他、中国に台湾の総統選に介入しないよう求めた。

（陳俊華／編集：田中宏樹）