(台北中央社)台北市内の百貨店に入居する飲食店で食事した客が相次いで健康被害を訴え、これまでに男性2人が死亡した問題。衛生福利部(保健省)の王必勝(おうひっしょう)政務次長が28日夜、記者会見を開き、遺体を解剖した結果、1人の血液からボンクレキン酸が検出されたと明らかにした。
台湾で食中毒が疑われる患者から同じ毒成分が検出されるのは初めて。

同部によれば、今回の健康被害を巡り28日午後5時までに18件の通報があった。死亡した2人を除いた16人のうち6人(集中治療室5人、一般病棟1人)が入院している。

(沈佩瑤/編集:羅友辰)