台湾が「台湾パビリオン」として文化オリンピアードに参加するのは初めて。パビリオンは「自由の声」「島しょの風華」「現代新鋭アート」「世界と交わる」の四つのテーマで22組、120人余りのパフォーマーを集め、期間中、音楽や演劇、ダンス、DJなど60近いプログラムを上演する。
メインビジュアルは台湾の音楽賞「ゴールデン・メロディー・アワード」(金曲奨)のメインビジュアルなどを手掛けたデザイナーのイェン・ボージュン(顔伯駿)さんが担当した。
デザインは「Taiwan」(台湾)の「W」をビジュアルの要とした。イェンさんは、「W」は英語では「二つのU」、フランス語では「二つのV」を意味するとし、世界との協力に対する台湾の開かれた態度を表すだけでなく、全世界と手を取り合ってウィンウィンを分かち合う台湾の文化的展望を反映していると説明した。
文化部によれば、パビリオン出展に当たり、同部は昨年初頭、ラ・ヴィレット公園の芸術ディレクターを務めるフレデリック・マゼリさんを台湾に招き、マゼリーさんから出展の招待を受けた。
同公園には台湾の他、フランスやチェコ、ブラジル、カナダなど10カ国余りが出展する。文化部は、台湾パビリオンによって「台湾の多様な価値観と文化的な自信を示す」としている。
(趙静瑜/編集:名切千絵)