(新北中央社)北部・新北市政府が、多くの猫が住み着き「猫村」の愛称で知られる同市の観光スポット・猴硐で、野良猫に対して不妊・去勢手術や医療、里親探しなどを支援する取り組みを行っている。4月29日には新しい保護施設「猴硐猫公所」の看板除幕式が行われ、農業局の李玟局長は市民らに対し、保護された猫の引き取り手になってほしいと呼びかけた。


動物保護防疫処は、同地の猫を保護するため、2021年に猫公所の準備処を設置し、個体数の調査などを行っていた説明。観光で訪れた人に動物保護の意識を高めてもらい、保護した猫の引き取り率を高めたいとした。建物は台湾鉄路(台鉄)の旧宿舎を改装。外壁や屋根には猫をイメージした装飾が施されている。

この日は、猫公所で保護されている猫の「銅鑼焼」が初代所長として就任したことも発表された。李局長は、皆で一緒に猫村を維持し、国内外からの観光客に新北市が動物に優しい都市であることをアピールしたいと語った。


(王鴻国/編集:齊藤啓介)