(台北中央社)台湾のコンビニ大手3社が、スイーツの販売を強化している。経済部(経済省)の調べによれば、スイーツの市場規模は150億台湾元(約710億円)超。
店頭で気軽にコーヒーが購入できることの影響を受け需要が高まっているとみられ、各社がしのぎを削っている。

セブン-イレブン(統一超商)は昨年から一部店舗でスイーツ専用冷蔵棚の導入を進め、すでに1200店で設置を完了した。オフィス街の店舗では主食と一緒に軽食やスイーツを購入する率が住宅地の店舗よりも1割ほど高いとし、5月からは21~40歳の女性をターゲットにオリジナルブランド「LADEARS」の商品販売を展開。1割以上の売り上げ増を目指す。

ファミリーマート(全家便利商店)は昨年、先陣を切ってオリジナルブランド「minimore」を立ち上げ、スイーツの売り上げが5割以上増加した。現在も日本の流行を研究した上でさまざまなスイーツ開発を行っており、有名ブランドとコラボレーションした限定商品を販売。
1年以内にスイーツの売り上げ10億元(約47億円)突破を狙っている。

ハイライフ(莱爾富)は今年4月に新ブランド「Hi sweeti」を発表。シュークリームやロールケーキなど3商品で攻勢をかけている。

(何秀玲/編集:齊藤啓介)