(台北中央社)台北市の立法院(国会)本会議で17日、国会改革法案を巡り与野党の紛糾が続き、激しいもみ合いなどの末、一部議員が負傷し病院に搬送された。これを受け、同日夜9時ごろまでに学生ら100人近くが議場外に集まり、法案の採決中止や実質的な審議を求めた。


集会の参加者を代表して発言した羅宜さんは、国会第1党の国民党や第3党・民衆党が議論を経ずに採決に踏み切ったとして「これはわれわれが望む立法院ではない」と訴えた。

議場内では深夜11時59分ごろ、国民党の韓国瑜(かんこくゆ)立法院長(国会議長)が会議の終了を宣言した。刑法上の「議会侮辱罪」の新設などを巡る攻防は、次の開会日である21日に持ち越されることになった。

(陳俊華、王揚宇/編集:羅友辰)