(桃園中央社)台湾プロ野球(CPBL)台鋼ホークスの洪一中監督は15日、監督として台湾プロ野球史上初の通算千勝を達成した。桃園野球場(北部・桃園市)で行われた楽天モンキーズ戦で5-0で勝利した。
洪氏は試合後、達成は容易ではなかったとし、監督になってからの20年来、時代に合わせて常に学び続けてきたと語った。

洪氏は1961年生まれの63歳。2004年にラニューベアーズ(現楽天モンキーズ)の監督に就任した。後身のラミゴモンキーズ時代を含めて19年までチームを率い、16年間で7回の台湾一に導いた。20年~21年は富邦ガーディアンズの指揮を執り、22年は同球団の顧問を務めた。23年、CPBLの2軍に参戦する新球団の台鋼に初代監督として加わり、今季は球団の1軍参戦に伴い1軍監督に就任した。


試合後のインタビューで洪氏は「自分は幸せな人間だとずっと思っている」とコメント。選手時代も含め、全ての球団オーナーが自身を育て、支え、自分の性格を我慢して受け入れてくれたからこそ、今に至るまで歩みを進めてこられたと述べた。

「時代は変化し続けており、今でも学び続けている」と洪氏。昨季は選手全員が新加入で、そのような経験がなかったため、自身がその日やったことは正しかったのかを毎日考えていたと振り返った。

(楊啓芳/編集:田中宏樹)