両選手とも昨年オフにFA権を行使して味全に移籍した。
陳の契約総額は昨年夏に富邦ガーディアンズに入団した元大リーガー、張育成内野手の3年6カ月9250万元(約4億5500万円)を上回り、台湾プロ野球史上最高を更新した。
会見で中信時代と同じ背番号1のユニホームに袖を通した陳は「実力をさらに高め、チームを優勝に導きたい」と意気込んだ。背番号が「85」から「11」に変わった朱も「新しいチームで新しい仲間と一緒に頑張りたい」とやる気満々だった。
味全は2023年、24年ぶり5回目の優勝を果たすも、昨年は4位に沈みプレーオフ出場を逃した。
▽陳子豪1995年7月生まれの29歳。左投げ左打ち。2013年、兄弟エレファンツ(現中信)に入団し21年に史上最年少(26歳114日)で通算100本塁打を達成。通算990安打、131本塁打、639打点、打率2割8分8厘。
中信時代の応援ソングは人気チア、チュンチュンの関係で日本でも一部ファンの間で知られている。
▽朱育賢1991年11月生まれの33歳。左投げ左打ち。
台湾代表の常連で昨年のプレミア12にも出場しチームの初優勝に貢献した。
(楊啓芳/編集:羅友辰)