台湾では今年4月下旬から新型コロナが再流行し始めた。同署は先月下旬、感染のピークは6月末または7月頭に迎え、1週間当たりの受診者は延べ20万人に達する可能性があると予測していた。
同署の羅一鈞(らいっきん)報道官は、端午節(5月31日)前後にマスク着用者が顕著に増加したと語り、感染拡大が緩やかになったことの最大の理由だとした。また端午節以降、学校が期末テスト期間や卒業シーズンとなり、校内、クラブ活動などが減少したことで、10~19歳の受診者数が減り始めたとの見方を示した。
ただ、過去の傾向から、患者数が夏に少なかった場合、秋から冬にかけて増える可能性があるとし、生後6カ月以上でワクチン未接種の人に対し、早期のワクチン接種を呼びかけた。
(曽以寧/編集:齊藤啓介)