(高雄、台北中央社)公設秘書の給与を詐取したとして、台湾高雄地方検察署(地検)は23日、汚職防止条例違反などの罪で、民進党の林岱樺立法委員(国会議員)を起訴した。

林被告は2001年に初当選して以来、7期連続で立法委員を務めてきた。
高雄地検によれば、第7期(2008年2月~12年1月)以降の任期中に、勤務実態のない親戚などを公設秘書として登録し、公設秘書の給与として約1474万台湾元(約7300万円)をだまし取った。また、第9~10期(16年2月~24年1月)の任期中には、公設秘書の残業代を不当に申請し、約23万元(約114万円)をだまし取ったという。

林被告は同日、報道資料で自らの潔白を強調し、法廷で名誉を守っていく姿勢を示した。

民進党は党員の汚職行為などについて処理する「廉政委員会」の定例会を24日に開く。同会の邱駿彦主任委員は23日、報道陣に対し、24日の会議で林被告の件を扱うものの、同日中に処分が決定されることはないと強調した。

(張已亷、葉素萍/編集:荘麗玲)
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