漢光41号実動演習は来月9日から10日間の日程で行われる。期間中の15~17日には、都市強靱性演習が中部・台中市、南部・台南市、台北市でそれぞれ1日ずつ順番に実施される。都市強靱性演習は従来の防空演習「万安演習」と災害救助演習「民安演習」を統合し、それに重要インフラ施設演習を加えたもので、全民防衛動員訓練と防空訓練に分けて行われる。全民防衛動員訓練は4月からこれまでに8県市で相次いで行われた。防空演習は全国22県市で15日から18日にかけて中部、南部、北部、東部・離島の順で実施される。
劉世芳(りゅうせいほう)内政部長(内相)は会合後の記者会見で、PXマートは今回の演習で、警報の放送・従業員による対応▽店内買い物客の避難誘導▽情報伝達・状況への対処―の三つの訓練を行うと説明。同社の林敏雄董事長(会長)が全社会防衛強靱性委員を務めることから、演習への参加に快く応じたという。劉氏は、手本としての成果が出れば、今後はコンビニ大手4社などにも参加を拡大させていく考えを示した。
(高華謙、呉書緯、温貴香/編集:名切千絵)