同指揮部の報道資料によれば、大岡は「USSアチョマウイ」として1944年に進水。太平洋艦隊に所属し、46年にはビキニ環礁での核実験「クロスロード作戦」にも加わった。台湾には91年に引き渡され、軍事演習や救難任務に当たった。
永陽は「USSインプリシット」として54年に就役。94年に台湾側への引き渡しが行われ、その後は多くの軍事演習に参加した。
式典では同指揮部の呉立平指揮官が除籍を宣言。続いて、各軍艦の幹部が旗や印鑑、艦名プレートを返納した。式典終了後には呉氏らが艦内を巡り、船体のナンバーを塗りつぶした。
(張已亷/編集:田中宏樹)