同署によれば、6月には家庭内で3件、家庭から学校に広がった1件の集団感染が発生した。家庭内は北部、中部、南部で1件ずつで、それぞれの感染者は2~3人。学校に広がった事例は北部の10歳過ぎの子供から家族4人とクラスメート4人に感染した。
1月からの感染者35人について、最も多い世代は11~18歳で37%、次いで生後6カ月以下の乳児が23%だった。同署の羅一鈞(らいっきん)報道官は、ワクチン接種前の乳児と、ワクチンの効果が弱まる11~18歳が台湾での発生年齢のピークだと説明した。
台湾では通常、百日ぜきを含む混合ワクチンを小学校入学までに5回、公費で接種する。同署は、衛生福利部の予防接種実施に関する諮問委員会(ACIP)や児童感染症医学会が、11~18歳の青少年に対して自費で追加のワクチン接種を1回行うよう推奨していると紹介した。
(曽以寧/編集:田中宏樹)