(台北中央社)独立行政法人国立高等専門学校機構の谷口功理事長を団長とする訪問団が1日から4日間の日程で台湾を訪れ、科技大学や専門高校で学長や校長と面会した。一行は南部・高雄市の高雄港にも足を運び、教育部(教育省)の練習船「御風」に乗船して内部を見学した。


教育部が3日、報道資料で明らかにした。

教育部によると、一行は高雄科技大学(高雄市)や雲林科技大学(中部・雲林県)、台北市立大安高級工業職業学校、高雄市政府教育局などを訪問。生徒や学生の交換、研究面での連携、半導体人材の育成などについて意見を交換した。

教育部は3日、昼食会を開き、一行の訪台を歓迎した。教育部の李毓娟国際・両岸教育司長は、日本の国立高専がすでに台湾の50校近くと協力覚書を結んでいることなどに言及し、近年の交流の成果を紹介した。また、特に技術型高校や職業教育を行う大学・学校などのレベルで台湾と日本の学生と教員の相互訪問や研修での交流をさらに促進できればと期待を寄せた上で、今回の訪問を通じ、台日の海事教育と半導体分野で国をまたいだ産学連携がより拡大し、台日の産業界で必要な人材を共に育成していけるよう願った。

(陳至中/編集:名切千絵)
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