(台北中央社)中央気象署(気象庁)は5日、軽度台風(台湾基準)の台風4号の影響により、6日は台湾各地でにわか雨や雷雨が予想され、局地的に激しい雨の恐れがあるとして警戒を呼びかけた。

気象署によると台風4号は5日午後2時現在、台湾最南端のガランピ(鵝鑾鼻)の西南西約390キロの海上を時速8キロから14キロに変えるとともに、北北東から北東に進路を変えながら進んでいる。
中心気圧は995ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は28メートル。中心から半径80キロ以内の範囲は風速13.9メートル以上の強風域。

気象署の伍婉華簡任技正(上級技師)は、勢力は今後わずかに強まり、強風域も広がると予測。5日深夜にも陸上台風警報を発令する可能性があるとした。

台風の影響は7日午前までが顕著だと指摘。台風は台湾海峡の中間線より東側を北上し、西台湾に接近するとの見方を示した。また上陸の可能性については、今後の観察が必要だとした。

(黄巧雯/編集:齊藤啓介)
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