(台北、台東中央社)中央気象署(気象庁)によれば、21日の台湾は台風6号の外側に広がる雲や低気圧の影響で、各地で雨や雷雨の確率が高くなっている。東部・台東県では大武郷で正午までの12時間降水量が275ミリを超えた他、台東市で道路が冠水する被害が出ている。


気象署は午後0時半現在、9県市を対象に大雨に関する特報を出し、警戒を呼びかけている。各県市に出されている特報は次の通り。大豪雨(24時間雨量が350ミリ以上、または3時間雨量が200ミリ以上)=台東県(離島除く)▽豪雨(24時間雨量が200ミリ以上、または3時間雨量が100ミリ以上)=東部・花蓮県▽大雨(24時間雨量が80ミリ以上、または1時間雨量が40ミリ以上)=台東県の離島、北部・基隆市、新北市の北海岸地域、北東部・宜蘭県、南部・屏東県、離島・澎湖県、連江県、金門県。

台東県では20日夜から雨が降り出した。台東市では21日正午までの12時間降水量が195.5ミリに達した。複数箇所で冠水が起きた同市豊栄里の施皓軒里長(町内会長)によれば、膝の高さほどの水深になった場所もあったという。

(張雄風、盧太城/編集:田中宏樹)
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